起業家必見!鉄板アイデア創出法5選 ③ 〜 オズボーンのチェックリスト 〜 |
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投稿日: 2013/08/02 | カテゴリー: 商品力 |
アイデアが枠にとらわれてしまう!
起業のアイデア、新商品のコンセプト、製品・サービスのコピー…。
私たちは日々「アイデアを出さなければならない場面」に直面します。
そんなときに陥りがちなのが
「同じ切り口ばかり考えてしまい、抜け出せなくなる」という症状。
業界や商品への知識が深い人ほど、陥りやすくなります。
こんなときに便利なのが「オズボーンのチェックリスト」という思考法。
この方法を使うことで、思考の方向性を強制的に変えることができ、
新しいアイデアを生み出すことができます。
起業家必見!鉄板アイデア創出法
この連載では全5回に渡り、鉄板アイデア創出法をお届けしています。
全5回のラインナップはこちらです。
- 1.ブレインストーミング
- 意外と知らない”正しいルール”を守るだけで、
- 効果がぐんと高まります
- 2.シックスハット法
- ”平行思考”を取り入れることで「混乱」「対立」を回避する
- 3.オズボーンのチェックリスト
- 「思考の方向」を強制的に決めることで、
- 新しい視点からアイデアが出てくる
- 4.KJ法
- 「分類」と「整理」、そして「カード」の力を実感できる。
- コンセプトワークにおすすめの方法。
- 5.マンダラート法
- 「発想する数」を決めることでアイデアを強制的に引き出す。
- 発想を広げる際におすすめ。
今回はこの中から「オズボーンのチェックリスト」をご紹介します。
オズボーンのチェックリスト
オズボーンのチェックリストは
「思考の切り口を強制する」フレームワークです。
用意された「9つの切り口」に当てはめて思考を進めることで、
それまで引き出せなかったアイデアを引き出します。
「9つの切り口」こちらになります。
思考を広げる9つの切り口
オズボーンのチェックリストでは次の9つの項目に従って
思考を進めていきます。
- 1.転用
- 他に使い道はないか?
- 改善・改良して新しい使いみちは無いか?
- 2.応用
- 似たものはないか?
- 何かの真似はできないか?
- 3.変更
- 意味、色、働き、音、
- 匂い、仕組みなどを変えられないか?
- 4.拡大
- 大きく、強く、高く、長く、厚くできないか?
- 時間や頻度などを増やせないか?何かを加えられないか?
- 5.縮小
- より小さく、軽く、弱く、短くできないか?
- 省略や分割できないか?何かを減らせないか?
- 6.代用
- 他のもので代用できないか?
- 他の素材・アプローチ・構成素材は?
- 7.アレンジを変える
- 原因と結果を入れ替えたら?
- 要素・構造・配置などを変えたら?
- 8.逆転
- 後ろ向きにしたら?上下を逆にしたら?
- 主客の役割を逆にしたら?
- 9.結合
- 目的を組み合わせたら?
- 何かと合体したら?ブレンドしたら?
必ず「全ての項目」について漏れなく考えるようにしましょう。
こちらの図のように9マスを描いて考えると、
アイデアが広がりやすいです。
この9つの切り口から考えることで、
検討しているアイデアやプランの展開 可能性を漏れなくチェックできます。
一見すると「なんだ、そんだけか。」と思ってしまいますが、
実際に使ってみると大きな力を発揮します。
アイデア出しに行き詰まったときは
騙されたと思って1度使ってみてください!
改良版:オズボーンのチェックリスト
オズボーンのチェックリストをボブ・イバール氏が改良した
「SCAMPER」という7つの質問リストもあります。
このSCAMPERというのは、それぞれ質問のキーワードの頭文字をまとめたものです。
こちらの方法も試してみてくださいね。
- ・Substitute(入れ替えたら?)
- ・Combine(統合したら?)
- ・Adapt(応用したら?)
- ・Modify(修正したら?)
- ・Put to other uses(使い道を変えたら?)
- ・Eliminate(取り除いたら?)
- ・Rearrange/Reverse(並び替えたら?逆にしたら?)
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黄塚 森(Shin Kozuka)について
「起業の学校」アントレプレナーアカデミー全体統括。社内外を問わずwebを中心としたマーケティングに携わる。読者1万5,000人のメルマガを執筆する他、記事作成などコンテンツ製作を得意とする。経営者向けセミナーの企画・運営も行っている。