起業家必見!鉄板アイデア創出法5選 ⑤ 〜 マンダラート法 〜 | |
|
|
投稿日: 2013/08/22 | カテゴリー: 商品力 |
「自由に発想して」と言われても…!!
アンケートを書いていて
「自由欄」と言われると、何を書けばよいかわからなくなる。
でも、「印象に残ったことを3つ」と言われると
不思議と書くことができる。
そんな経験、ありませんか?
今回ご紹介する「マンダラート法」は
人間の脳の、そんな特徴を利用した発想法です。
アイデアをひねり出さなくてはならない!という場面で
マインドマップを書き始めたはいいものの、
自由度が高すぎて、どうしたら良いかわからなくなった。。
そんなときに、ぜひ利用してみてください。
起業家必見!鉄板アイデア創出法
この連載では全5回に渡り、鉄板アイデア創出法をお届けしています。
全5回のラインナップはこちらです。
- 1.ブレインストーミング
- 意外と知らない”正しいルール”を守るだけで、
- 効果がぐんと高まります
- 2.シックスハット法
- ”平行思考”を取り入れることで「混乱」「対立」を回避する
- 3.オズボーンのチェックリスト
- 「思考の方向」を強制的に決めることで、
- 新しい視点からアイデアが出てくる
- 4.KJ法
- 「分類」と「整理」、そして「カード」の力を実感できる。
- コンセプトワークにおすすめの方法。
- 5.マンダラート法
- 「発想する数」を決めることでアイデアを強制的に引き出す。
- 発想を広げる際におすすめ。
今回はこの中から「マンダラート法」をご紹介します。
マンダラートとは?
デザイナーの今泉浩晃さんが開発したアイデア思考法です。
(今泉浩晃さん:ヒロ・アートディレクションズ株式会社代表取締役)
名前は「マンダラ」を使う「技術(アート)」ということで付けられた造語。
マンダラ(曼荼羅)は元は仏教の世界観を視覚的に表したものを指しますが、
この発想法では9つの正方形のマスで作られたもの(下図)のことを言います。
中心から放射状に広がる形状がマンダラに似ていることから、
このような名称が付けられました。
この「マンダラ」を使うことで、キワードの二次元的な配列が
多面的に発想を刺激してくれます。
また、必ず決められた数のキーワードを出さなければならないため、
頭をひねってアイデアを絞りだす必要があります。
このステップが、今までに思いつかなかった
アイデアをたぐり寄せてくれます。
マンダラート発想法
step1. マンダラートを準備する
9マスの枠を用意します。
白紙やホワイトボードなど、用意する場所はどこでも大丈夫です。
step2. マス目を埋める
準備した9つのマス目を埋めていきます。
まず中央に「テーマ」を書きましょう。
これから「何ついて考えるのか」を真ん中に書きます。
そして、テーマの周りにある8つのマスに
「連想するキーワード」や「思いついたこと」を書いていきます。
この発想法の目的は「思考の幅を広げること」、
「新しい切り口から問題を見ること」です。
あまり厳密に考えず、頭に思い浮かんだことを
どんどん書いていきましょう。
ここでのポイントは「必ず8つ全てを埋める」ということです。
1つでも空いているマスがあってはいけません。
必ず、全てのマスを埋めましょう。
step3. 発想をさらに広げる
新しくマンダラートを用意しましょう。
そのマスの真ん中に、先ほどマス目を埋めた
8つのキーワードのうちのひとつをテーマとして書き入れます。
そしてstep2. と同様に、8つのマスを埋めていきましょう。
step4. 繰り返す
step.3 の作業をstep.2 or step.3 の
それぞれのキーワードについて繰り返していきましょう。
例えば、step.2 の8つ全てのキーワードについて
step.3 の作業をすれば、あなたが考えたいテーマについて、
9マス×9個=81個のキーワードを得ることができます。
あとは、得られたキーワードを組み合わせたり、
眺めたりしながらアイデアを発想しましょう。
キーワードを眺めながら考えると、
それ以前では考えられないほどに様々な視点から
考えられていることに驚くでしょう。
「こんな簡単な方法で、効果あるの?」なんてあなどることなかれ。
ぜひ、一度試してみてくださいね^^
コメントを投稿する
「起業家必見!鉄板アイデア創出法5選 ⑤ 〜 マンダラート法 〜」に対するコメントをどうぞ!
黄塚 森(Shin Kozuka)について
「起業の学校」アントレプレナーアカデミー全体統括。社内外を問わずwebを中心としたマーケティングに携わる。読者1万5,000人のメルマガを執筆する他、記事作成などコンテンツ製作を得意とする。経営者向けセミナーの企画・運営も行っている。