大学生だからこそ「稼げ」
株式会社ワンルーム代表取締役 / 牧島健太郎
勉強になったことはいろいろありますが、特筆すると二つあります。一つは、「結果を出すことにこだわるようになった」ことです。言葉でどれだけ良いことを言っていても、結果を出していないとなんの説得力もないですよね。営業では、数字で成果がすぐにわかるので、結果を出すことにどれだけコミット出来るかを常に意識するようになりました。
もう一つは、他人の気持ちや状況を以前よりも考慮出来るようになりました。訪問販売の営業をやっていると、老若男女様々な方がいます。怒鳴られたり、ぞんざいに扱われることもありましたが、そういう経験をすることで「こんな気持ちになるのか」と気づくことが出来ました。どんな人に対しても敬意を表するようになったのは大きいですね。
もともと僕は、高校生の頃から起業を意識しているぐらいなので、変だしプライドも高いんですよ。心の底では「自分は出来る人間だ」と思っていた時期もありましたが、そこを抑えて結果を出すことだけにコミットしていましたね。例えば、プライドを捨てて、同い年の結果を出している人にもアドバイスをもらっていました。 あとは、「自分がどれだけ変われるか」は意識していました。怖いお客さんを優しいお客さんに変えることなんて出来ないじゃないですか。笑
「自分が変わることでどう相手を変えるか」ですね。髪がちょっと伸びていたりと清潔感に気を配っていないせいで、相手の方に「嫌だな」と思われたらもったいないですよね。相手を変えたいなら、結局自分の行動を変えるしかないですね。
起業するということは、何かに属しているわけではなく完全に自分だけということなので、後ろ盾がないという状況に少し怖さは感じましたね。自分で責任を取らなければいけないので責任はすごく大きかったですかね。
一言で言うと、仲間ができたことですかね。大学一年生のころから仲の良かった友人に「俺は自分で起業したいと思ってこれまでいろいろやってきたけれど、お前となら一緒に働いてもいいかな。」と言われたことがあります。「これまで一生懸命やってきてよかったな」とそのとき感じたことを覚えています。