留学生起業家が語る:「やってみたら、うまく行った」
株式会社SO-ZO 代表取締役CEO / 王冉
上海生まれ、高校卒業後2年間働き、2010年日本に留学
早稲田創造理工学部総合機械工学科4年
物作りが好きで日本に留学し、あるきっかけで2年後期にビジネスを始め、半年後に月商500万達成。
3年生の時に「起業家養成講座」で行われたビジコンで最優秀賞、
早稲田主催のビジコン優勝、学生起業家甲子園でMicrosoft賞などを受賞し、
更にEast Venturesの松山さんから支援され、
2014年4月14日に六本木のオフィスで二社目の「株式会社SO-ZO」を設立。
「人の想像を創造する」を理念で、
自分好みの「痛部屋」が作れるサービス「痛部屋」を運営開始。
その他にも「華人創業交流協会」の会長と
世界コスプレサミット学生実行委員会東京の代表もやっている。
主に3つあります。 1つ目は、貿易事業として中国でコスプレ・制服の制作を行っています。1年前から始めて年商は6000万円程です。
2つ目は、 痛部屋という新しいサービスとして壁紙などのインテリア商品に特化した、オーダーメイドのものを提供しています。アニメキャラクター(版権取り済み)の壁紙を作成したり、痛部屋を作るときのシールやステッカーの作成もしています。
3つ目は、コミュティの運営管理です。まずはWCS(ワールド・コスプレ・サミット)というコスプレの大会の学生実行委員会東京チームの代表として活動しています。このイベントは約12年続いていまして、22カ国のコスプレイヤーが参加しています。実は出場するのにも基準がありまして、その出場承認待ちの国は30カ国程あります。次に、中国人起業家を集めた協会の運営です。日本に来て起業したいという野心を持った中国人限定で集めて、ビジネスコンテストみたいなものをやっています。
キッカケは友達に勧められたコスプレです。その時に面白いと感じた反面、衣装代が非常に高いと思いました。故郷の中国で買った方が断然安いので、衣装の調達は中国ですることにしました。衣装も何度も着ると飽きてしまうので、オークションにかけて売ってみたところ予想以上の値段で売れました。当時競合がほとんどいないこともあり、これはイケる!と思いビジネスにしようと決心しました。
特に考えなかったです。基本的に僕は、オーダーメイドで販売をしているので、在庫が余るということはないし、あるのは時間コストだけ。ただ、学生は時間だけはたくさんあるので、そこのコストに関しても特に心配はしなかったです。
最初、日本に来たときは起業しようなんて思ってもなかったです。将来のビジョンとしていつかは起業しようとは思っていましたが、まさか日本で起業するなんて自分でも驚いています。本当に起業するまでに色々とあったのですが、一番の理由は早稲田大学のビジネスコンテストですね。大学3年の時に起業家養成講座を受講して、そこで開催されたビジネスコンテストで優勝したことが大きなキッカケです。優勝後、たくさんの起業家の方にお会いして、お話をしていくうちに、起業の素晴らしさを感じ、自分も起業したいなと強く思い始めました。