社会は意外と優しい。だからあなたも挑戦しよう!
株式会社BYD 代表取締役/井上 創太
1991年6月4日生まれ。 大学1年生から2年間、東進ハイスクールにてチューターを経験。 2年目から中学生を含む高校2年生以下の生徒を指導するリーダーとなる。 4年生の後期に内定を辞退し、1年間の休学を決意。 学生団体を立ち上げ、500人以上の学生にプレゼンテーション等のワークショップを実施。また、月間3000人以上が利用する学生限定フリースペースの運営や都立高校のキャリア教育にも関わる。 また、プレゼンテーションインストラクターとしても活動しており、多くの学生にプレゼンを教え、数々のビジネスコンテストや大会で教え子を優勝させた。 現在は株式会社BYDの代表取締役として、新しい教育のスタイルを創り出す「3rd Class」の運営に従事している。
3ヶ月間のスクールプログラムが主な事業です。会社名は株式会社BYDですが、スクール事業は「3rd Class」といいます。期間は3ヶ月間で、週に1回、3時間の授業を提供しその人の能力を開発します。 場所は田町にある私達のオフィスで開催しており、費用は5万円。主な対象は大学生ですが、社会人の方や高校生の方も歓迎しています。授業の内容は、みなさんが学びたいと思った内容を提供するのが私達のスタイルです。 現在は開催している授業が3つあります。1つ目は、「プレゼンテーション能力」に関する講義です。最近TEDが流行っていますよね。プレゼンテーションスキルは、大変注目を集めています。なのでリーダーシップ×プレゼンテーションという授業を開催しています。 2つ目は、女性に関することで、女子力を磨きたいとか、上手く話せるようになりたいとか、女性ならではの悩みを解決できる能力を提供する、女子力×コミュニケーション能力が学べる授業も開催しています。 最後の1つが、企画やアイディアを生み出したい、例えば次のiPhoneを生み出したいとか、FacebookやTwitterよりもっとクリエイティブなものを作りたいとか、そういうアイディアを生み出せる授業です。何かと何かを組み合わせたり、自分のアイディアに対していろんな人とコラボレーションができる能力を育む授業です。 これら全て、私が「こんな授業あったらいいな」というところから発想しています。大学では本当に教えて欲しいことを教えてくれないんですよね。今は、私が思うこんな授業があったらいいな、を叶えました。これからは、みなさんのこんな授業あったらいいなというものを可視化し、授業にできるようにしていきます。
3rd Classでは、学生からの要望、たとえば動画の編集能力を上げたい、1分半くらいのPVをすぐに作れるようになりたい、ホームページのコーディングができるようになりたい、イラレ、フォトショを使いこなしたい、など多様な学生のニーズをクラウドファンディングのような形で投票を集めようと思っています。ウェブ上では、みなさんからの「こんなこと学びたい」というリクエストをいただき、公開します。ミスコンの投票のように面白そうな授業に投票して貰って、投票数が一定数集まった時点で、私達がそれを教えられる専門の先生をお呼びします。これまでの教育機関だと、提供者側がプログラムを作る場合が多いのですが、僕らはみんなの「学びたい」を形にしたいので、そういった形式にしようと思っています。
自分が一番感動できる分野だからですね。僕は元々東進ハイスクールで2年間アルバイトで働いていました。その2年間は、大学の授業も切りながら、30日間あったら25日間働いていました。そこまで没頭できた理由は、東進の伝えている教育レベルの高さと、何より自分が「教育」夢中になれたからですね。 人の成長を間近で見られるのは、教育事業だけだと思っています。僕は人の成長のビフォーアフターを見るのが好きなんですよ。目の前の生徒が凄く成長したり、卒業するときに「ありがとう」と言ってくれる言葉、そして彼らが成長してから社会へ与える影響を考えると、やっぱりこの仕事って楽しいなと思います。IPhoneを開発して人々の生活にイノベーションを起こすのも素晴らしいと思いますが、僕はどちらかというとそういうものを開発できる人をどんどん生み出したいですね。人の人生に寄り添う責任は重いですが、だからこそ感動が大きい。すごくエキサイティングな分野で、教育は面白い!と思っています。
学生時代から、人材育成を通して社会をワクワクさせたいし、社会に貢献したいとずっと思っていました。最初は就職したり、既存の教育機関で働くことも考えましたが、僕は申し訳ないですが、既存の教育機関で最高のワクワクは提供ができないと思っています。 もちろん尊敬している教育機関や教師の方々もいますが、僕は僕が満足できるだけのものは、自分が創りだすしかないと思ったのです。 もっともっと世界中を熱狂させられるような新しい教育のスタイルを作りたいのです。 自分が一番変えなきゃいけないと思ったのは、授業です。「授業」という言葉からポジティブなイメージを受ける子って少ないですよね(笑)。でも、そこが問題なんですよ。本来学ぶということは楽しいはずだし、授業というものもいくらでも楽しくできる。いくらでも楽しい授業というものはある。まず、楽しい授業をやって、人が成長できる空間も作って世界中をワクワクさせようと思いました。「3rd Class」のキャッチコピーも、「数値や常識を忘れて最高に楽しい授業をしよう」と掲げています。