人の心を動かすモノをつくり続けていきたい
株式会社LIG 代表取締役社長 / 岩上貴洋
インターンの大学生が起業家へ取材する!起業家インタビューのthe Entrepreneur(アントレプレナー)
学生時代、モバイルマーケティング、ITベンチャー企業数社に参加する。
在学中からアーリーステージを対象とした独立系投資会社にて、投資業務、コンサルティング業務に従事。 2007年、株式会社LIG創業。
WEB制作事業からスタートした会社です。
現在はWEB制作事業とメディア事業、スペース事業の3つを主に行っています。WEBの求人サービスや映像製作にも携わっています。
多事業、多拠点での事業展開を目指しており、最近だと長野県でゲストハウス「LAMP(ランプ)」の運営、クリエイター向け転職サービス「Poole」も始めました。
学生時代からインターネットへの関心が強かったです。
また、大学時代からIT系のスタートアップを対象とした投資会社で働いていたこともあり、WEBマーケティングやWEBサービスの基本的な知識は備わっていました。そのため、自分の好きなIT関連での事業の立ち上げを自然と考えるようになっていました。WEB制作事業からスタートしたのは、受託業務は求められた仕事をしっかりおこなうことさえできれば仕事も比較的貰いやすいですから、経営が安定しやすいという理由からです。一般的に自社運営のWEBサービスはビジネスとして軌道に乗るまで時間を要するものなので、WEB制作を請け負いつつ自社サービスを展開していきました。
特に不安はなかったですね。
むしろ不安に感じたり、悩んだりする時間はもったいないと考えてしまいます。不安や悩みを抱えてしまうのは、そこに問題が発生しているからです。しかし、不安や悩みを抱えているだけでは問題解決にはなりませんよね。
不安や悩みを解決する為にとるべき行動があるのであれば、行動して解決に取り組めば良いのです。問題を解決するために自分にスキルが足りないのであれば、必要なスキルを身につける為の行動をすれば良いだけです。自分一人で解決できないようであれば、誰か解決できるスキルを持った人に協力してもらえるように行動すれば良いのです。不安や悩みというものは、問題解決のための行動を取ることができていれば本来気にならないものではないでしょうか。
そもそも、当時の私には制作スキルが無かったため、「WEB制作ができる友人に頼み込む」という問題解決から始まりましたね。(笑)
最初の協力者は私の友人だったのですが、当初友人には「お金がないのでお金は払えない。お客さんもこれから見つけていくし、WEB制作といっても今の自分たちにどこまで出来るかも分からないから実務レベルで経験を積んでいこう」と言って協力してもらいました。(笑)
特に反対はされませんでしたね。「仕方ないな」と言ってもらえました。(笑)
私はサーバーなどのWEBシステム周りのことに関しては分からないまま起業しています。WEBマーケティングについては前職で勉強していましたが、システム関係については誰かを頼る以外に方法はありませんでした。それでも私が必要としていたスキルを持った人が協力者になってくれて、今では100名程の仲間がいます。
サラリーマン経験のある起業家は別物ですが、社会人経験の無い20代起業家と新卒のサラリーマンには似ている部分があると思っています。新卒の営業マンは入社して間も無い状況でも、自社の扱う商品を販売しないといけません。専門的なことを理解していないまま営業に行ってしまうこともあるものです。そして営業してみたら、営業先の担当者の方が自分の会社の商品に詳しかったということも珍しい話ではありません。でも、そうやって日々勉強をしていく中で仕事の仕方も身についていくものです。初めは何も分からない状態でスタートするという意味で、実は起業家も新卒営業マンも同じなんです。
起業に対して過度に難しいイメージを持つ必要も無いのですが、サラリーマンと起業家では覚悟と仕事へのスタンスで天と地ほどの違いも出てきます。この辺の感覚は起業してみないことには分からないかもしれないですね。
働く仲間も選べることですね。誰と働くのかは、私のLife is goodに重要な要素なので、仲間にはこだわります。今の仲間達は、いいモノつくりたい、価値を提供したいという思いを共有しているので、毎日が楽しく仕事ができていて幸せです。(笑)