the Entrepreneurライターが選ぶ成長企業50選vol.2 Part6
武蔵コーポレーション株式会社 代表取締役社長/大谷義武
the Entrepreneurライターが選ぶ成長企業50選vol.2 Part6
武蔵コーポレーション株式会社 代表取締役社長/大谷義武
平成11年3月 東京大学経済学部卒業
平成11年4月 三井不動産株式会社に入社ショッピングセンターの開発・運営業務オフィスビルの開発運営業務など最先端の不動産業務に携わる。
平成17年12月 同社を退社し、有限会社武蔵コーポレーションを設立(その後、株式会社に改組)
【会社概要】
武蔵コーポレーション株式会社: http://www.musashi-corporation.com/index.php
まず、就職して経験を積んでからの方がいいと思います。
何か一つの才能が突出しているのであれば、在学中に起業するのもありですが、ほとんどは前者ではないでしょうか。
大手企業など企業名で選ぶのではなく、「誰から何を学びたいか」という観点で就職する企業を探し、そこで経営者としての視点を養ったうえで起業を目指すべきだと思います。
「なぜ目標を達成するのか」「何のために目標を達成するのか」をはっきりさせなければ、努力し続けることができません。
自分自信に「なぜ」という質問を繰り返すことによって、目標を明確化させることが重要だと考えています。
そして、自分自身の目標が明確になったら、次は誰のために目標を達成するのかを考えます。
この二つを確立することを「立志」といいます。
学生時代は、何のために、誰のために生きていくのかを考える期間にしてください。
なにごともまずは、よく考えてから行動をします。
ただ、100%の確率で成功すると思わなければ行動に移さないかと言われれば、そういうわけではありません。
場合によっては、60%くらいの成功率でも挑戦することはあります。ケースバイケースですね。
営業といえば、飛び込み営業であったり、テレアポなど体を使ったイメージがありますが、私の場合はブログを使って情報を発信し、メルマガを発信し、セミナーを開いていきました。
そこから、セミナーに来てくださった人々とお話をしていくなかで、営業をしていきました。
典型的な情熱タイプですね!
最近では上場企業の不正が問題となり、IPOをした企業に対する制約が厳しくなってきました。
メリット・デメリットを考えると、現時点では、IPOをしないほうが良いと考えています。
もしIPOするのであれば、もう少し先になると思います。
現在は、国内における不動産の運用をお手伝いさせていただいています。
将来的には、海外の不動産も増やしていきたいと考えています。
例えば、ミャンマーやベトナムなど新興国の不動産というのは、ハイリスクハイリターンです。
一つの選択肢として、ワンストップ型のビジネスモデルも考えています。
ほとんど仕事しかしていません。
仕事の付き合いなどでゴルフをすることはありますが、基本的に休みはありません。
太平洋戦争が終結しても任務解除の命令が届かなかった為、フィリピンのルバング島の密林に29年間、情報収集や諜報活動を続けた小野田寛郎さんです。
自分の命を人のために捧げられる利他の精神を持っているところを尊敬しています。
起業した当時に、最初のお客さんであった太田さんです。
はじめは、お客さんの立場だったのですが、いろいろと話していくうちに一緒に働きたいと思うようになり、いまでは、会社のナンバー2として一緒に頑張っています。
使命感をもち、ブレないことです。
私の体験で言えば、子供だった頃に両親が共働きだったことです。
最近では、共働きが当たり前になっていますが、当時は、両親が働く家庭というのがとても少なかったんです。
いつも両親が働きに出て家にいなかったので、祖父母に育ててもらいました。
当時、私の祖父が戦争にいっていたこともあり、祖母から「日本人として自覚をもって生きなさい」とよく言われていました。
そういう環境もあり、私は日本人としての姿勢を周りに伝えていきたいという使命感をもつようになりました。
まず、志を立てることに専念してください。
そして、志をもって起業してください。
起業をしたら、その志がブレないように使命感をもって仕事に励んでください。