『サイバーエージェント子会社社長の告白』
【第8弾】
CyberV 兵頭社長
「配慮はしても、遠慮はするな!」
『サイバーエージェントのグループ会社の社長インタビュー連載企画:第8弾』
株式会社CyberV 兵頭 陽
自分が興味のないジャンルに、あえて触れてみることです。
普段の自分と“逆のこと”や、“ギャップがあること”に挑戦します。
コンテンツづくりにおける、組織での私の役割は、
「こういう世界があるよ」とか、「こんな面白いアイデアがあったよ」という新たな視点を、取り入れ、何か新しい掛け合わせが生まれる可能性を提供することです。
本当にバーチャルが好きで、熱中している人が出すアイデアには勝てないと思っているので、私は新たな視点を入れることに力を入れています。
例えば、私の場合、
今まで興味がなかったけれど、最近触れてみたものは、
地下アイドルと伝統工芸です。
ふとしたきっかけで触れてみたものから何か新しい発想が生まれることもあります。
新しい発想からビジネスにつながることもかなり多く新たな視点を獲得するためにも、普段触れないことに積極的に触れる機会を創っています。
「やってみないと分からない」ということです。“チャレンジする”というのは、常に私の軸になっています。やってみて失敗しないと分からないことも多いので、失敗を恐れず、どんどん挑戦していった方がいいです。
「迷ったらやってみる」ようにしています。
小さい1歩でもいいので、まず1歩を踏み出すことが大切です。1歩目が踏み出せると、その感覚がベースになります。
そして、それが習慣化すると、大きく変わっていくと思います。
常に「自分で決断する」ことを、プライベートでも仕事でも習慣にすることは大切かなと思います。
何でも、友人、家族、先輩に聞いて決断をする人が、自分で何かを起こすのは難しいと思いますので、プライベートでも仕事でも、同じように「自分で決断し、実行する」ことが習慣化できる人は強いと思います。
また、自分で何かをやってみたいけど、具体的にやりたい事業内容が見つかっていない方は、組織での自分の役割を考えて行動することも良いと思います。
伸びている市場に飛び込むことも大切です。
本当に好きでやってみたいことが明確であれば、もちろん、チャレンジするべきですが、
それが明確にない場合は、伸びている市場に飛び込んだほうがいい。
伸びている市場に身を置くことで、成長スピードが早まりますし、世の中の流れと、伸びていく市場の相関関係が見えてきます。その流れがつかめれば、伸びていく市場を見極めて勝負をかけることもできるようになると思います。
本記事の作成者:黒田訓英