学習記録×コミュニケーションで新たな学習の支援を
スタディプラス株式会社 廣瀬 高志
「学習記録」×「コミュニケーション」を、あらゆる学習者および教育者の新しいスタンダードにしていきたいと思っています。現状は「教育=授業」「教育=教材」といった考え方が強く、それらに対応する形で素晴らしいコンテンツは充実していると思います。しかし、学習者1人ひとりを支援していく「コミュニケーション」は、現状の教育では最も不足しています。今の時代、オンラインコミュニケーションが普及して、当たり前になっていますよね。そのオンラインコミュニケーションを、教育においても行うことで、学習者をより支援するべきだと思っています。StudyplusとStudyplus for Schoolという2つのオンラインコミュニケーションのプラットフォームを普及促進させていき、教育および学習のシーンの中で、当たり前のものにする。そうすることで、1人ひとりが勉強を頑張り、なりたい自分に近づいていけるような世界を実現したいと思います。
2015年頃ですね。2010年に創業して、2015年頃まで売り上げがほとんどなかったです。会社を作って6年ほど売り上げがないという状態だったので、会社を維持していくことがすごく難しく、大変でした。
なかなかマネタイズはうまくいきませんでしたが、Studyplusをリリースした当初から「Studyplusのおかげで、 志望校に受かることができた」「勉強を続けることができるようになった」といった感謝の声が、ユーザーから多数届いていました。そこで、プロダクトが世の中に必要とされているという手応えは強く感じていました。また、アクティブユーザー数や登録会員数も急速に増加したわけではなかったですが、じわじわと伸びていました。「支持してくれる方がたくさんいる中でStudyplusをやめるわけにはいかない、なんとかしてビジネスとして成り立つ形にしなければならない」という使命感があり、踏ん張ることができたと考えています。