絶対に、人生は自分の物で、なりたい自分になれます
株式会社Efficacy Japan / 衣川 信之
弁護士になる為に司法試験合格を目指していました。1年生の頃から予備校通いの費用捻出の為にアルバイトにも汗を流しました。そして、勉強好きという性 格もあり政治や経済などの社会に出てから貢献できそうな実学的な分野を主に勉強していましたね。弁護士を目指したのも、世の為・人の為になる仕事がしたい という事が理由でした。
公務員試験の予備校の講師になりました。動機は勉強がしたかったからです。(笑)当初は法律のみ担当だったのですが、20代後半になると経済や政治学など全ての試験科目を担当するようになりました。学生時代の勉強の“タメ”が活きたと思っています。
そこでは講座全体のプロデュースに関わったりもしましたし、書籍も何冊か出版させていただきました。30代前半まで予備校講師として勤務していました。
35歳から英会話スクールに通いはじめたんです。そこで2年くらいで翻訳・通訳ができるレベルに達する事ができました。
ありがとうございます。たまたま英語を短期間でマスターできた事と、予備校講師の時に得た法律や経済等の知識がネ イティブの人と話してて凄く受けたんです。ここでもまた“タメ”が活きましたね。これを機に翻訳家に挑戦してみよう、と思い切ってキャリアチェンジをしま した。
早速、翻訳の派遣会社の登録会に足を運んだんですが、当時私は40歳を前にして、受付の方もPC入力の遅い自分を見て微妙な反応だった事を覚えています(笑)。運が良いことに1、2ヶ月後にホンダR&Dの研究所で英語翻訳・通訳の仕事に携わる事ができました。
仕事自体は試作車の開発や契約書の翻訳など非常に面白くて、このまま派遣社員で居続けても良いと思っていたのですが、リーマンショックが起こって年収が 200万円くらいになってしまった。そこで、「俺はこんなものじゃない!」と一念発起し、起業を決意しました。丁度去年の今頃ですね。
会社を辞める頃には、翻訳会社を作ろうと思っていました。なぜかというと、ただ人を時間給で働かせているだけという翻訳会社が非常に多いんです。本当は 英語をやる人は英語を伸ばして、より国際的な仕事に関わりたいという夢を持っている。しかし、翻訳会社ではそういった能力を伸ばすチャンスを与える事が少 ないのが現状です。例えば翻訳会社の翻訳者はTOEICのスコアでいうと700や800で止まってしまう人が多いです。
自分が社長になるなら、英語を仕事にする方の夢を育めるような会社にしたいと思っていました。