the Entrepreneurライターが選ぶ成長企業50選Part1
株式会社グローバー代表取締役 平田勝治
the Entrepreneurライターが選ぶ成長企業50選Part1
株式会社グローバー代表取締役 平田勝治
1967年 長崎県生まれ。中央大学経済学部出身。
1997年当時勤務していた会社の新規ビジネスとしてグリストラップ事業に取り組む。
2005年に株式会社グローバーを設立、代表取締役に就任。
同社は東京都で事業を展開する産業廃棄物処理業者約17000社中約250社しか与えられていない「産廃プロフェッショナル」の認定を受けている。
株式会社グローバー http://www.globar.co.jp/
社員ブログ「グローバーの中身」http://globar.blog.fc2.com/
採用サイト http://www.globar.co.jp/recruit2/
人事と新卒社員のハナシfacebook https://www.facebook.com/grobar.idea.passion?pnref=lhc/
私は就職後でいいのではないかなと思っています。おそらく大学在学中に起業するということは、アメリカのような国の学生が在学中に起業して成功するというイメージがすごく強いことで日本の大学生も在学中に起業したいと考えている方も多いかもしれません。しかしアメリカのスタートアップは新しいテクノロジーが発想の出発になっていることが多いように感じられます。ですが、ビジネスをやる上で必ずしも新しいテクノロジーを発明する必要はないと思います。特に我々のようなサービス業に関してはしっかりビジネスのイロハを学んだ後にスタートしてもいいのではないかと思うし、その方が成功確率は高いと思います。
できれば両方と答えたいですね(笑)。あえて言えば働くほうがいいと思います。お金が絡むと違う論理がある。人が集まって何か”WORK”をするときに、大学のサークルで仲間とやる”WORK”と、アルバイトで仕事としてやる”WORK”とは同じように見えても、お金が絡むことで方向性が違ってくると感じています。学生時代にお金に絡む”WORK”をやっておくと先程言った社会に出てビジネスのイロハを学ぶときに吸収が早いのではないかと思います。
基本的には走りながら考えるのが一番いいです。100%これで間違い無いと思ってスタートするよりも、60〜70%の見切り発車でもいいからやりながら学んでいくことが大切です。やってからわかることがいろいろあるので、やってから修正していけばいいです。でもどっちかと言われれば思考派なのが僕のスタイルです。しっかり考え自分で仮説を立ててから行動するほうが、走り始めた後にどこが失敗したのかよくわかるようになる。そのように気づきや振り返りを持って行動すると「内省的に」自分の行動を分析できるため、うまくいった・いかなかった理由がわかります。その意味で私は思考派のスタイルです。
営業タイプですね。今の社会には完璧な商品などほとんど存在しないと思うので、そういった環境では売り方はとても大事になります。一見人目につきにくい商品でも誰かが買って世の中に出回っていることを考えると、商品がどんなに凄くても売り方が悪かったら売れないだろうし、どんなにつまらない商品でも売り方が素晴らしかったら売れると思いますね。
冷静タイプを装っている情熱タイプです!弊社は自社の作業員を動かすよりも全国約300社の協力業者と連携して仕事を行うことが多くなりました。私たちは常に(外部などの)人と協力をして仕事をするので、まず論理的に説明をして動いてもらうことももちろん重要ですが、例えば困難な案件に出会った時こそ「私はなんとしてもこの仕事はあなたと完遂させたい」と情熱をもって伝えることが大切だと感じています。
弊社ホームページにリアルな営業の1日が疑似体験できるページがあるので是非ご覧ください。
http://www.globar.co.jp/recruit2/oneday/
100%営業マンは男性です。(10:0)
社内コミュニケーションを重要視しています。
社内コミュニケーションとチーム力を大切にしています。私たちの会社は4つのメニュー(水部門、空気部門、店舗リフォーム部門、店舗レスキュー部門)があり、メニューごとにチーム体制を作っています。チームは「会社の中のさらに小さな会社」という位置づけになっており、それぞれのチームリーダーは擬似的に経営者となって高い視点でチーム全体をマネジメントしています。経営者と同じ考え方が必要になるので、チームごとに家賃に至るまでも人数割にしてコストを計算したり、売り上げや粗利を計算したりして、最終的にそのチーム単体で黒字なのか赤字なのかわかるようにしています。このような仕組みにすることで一人一人の数字を出し、自分がどれだけ成果を出したのか肌感覚でわかるようになるまで突き詰めています。それと同時にチームで連携して難しい案件を協力してやっています。例えば大きなビルなどは水と空気とリフォームで協力して1つの提案をして初めて仕事につながることもあります。そうするとチーム横断的に協力していかないといけません。協力したり、チームをつないだりするために社内のコミュニケーションを大事にしていることが成果につながっているのだと思います。
一番重要なのは人間に興味を持ち、深く知ることだと思います。人間を知らないと物は売れないと思います。なぜなら人間に対する洞察力が深くないと、他人の不便や不満を感じ取ることができない、お客さんの悩み事に共感することができない。人間に興味を持つことで、他人に対する深い理解につながり、結果的にお客様の悩みを解決してあげることができる人になれるかもしれません。大学にいるうちはとにかくたくさんの人間とつき合い、たとえ自分と合わない人でも付き合ってみて、とにかく人間を深く知ることをやってみたら!ということが私からのメッセージです。