the Entrepreneurライターが選ぶ成長企業50選vol.2 Part5
株式会社 Destination Japan
the Entrepreneurライターが選ぶ成長企業50選vol.2 Part5
株式会社 Destination Japan
1985年生まれ。慶應義塾大学商学部を卒業後、小規模な経営コンサルティングファームに入社。クライアント企業と一体となって新規事業の立ち上げや業務改善支援等を行う。
その後2013年に「外国人に日本を好きになってもらえること」を事業ドメインとして、株式会社Destination Japanを設立。訪日外国人向けWi-Fiレンタルサービスなどを経て、現在は動画を使った日本の観光案内や、来日した観光客に特化したポータルサイトなどを手掛ける。
【会社詳細】
株式会社Destination Japan
訪日外国人向けWi-Fiレンタルサービス「Japan-Wireless」
訪日外国人向け観光案内Youtubeチャンネル
僕自身は、在学中に起業したいと思っていたのですが、なかなか機会に恵まれなかったこともあり、コンサルティングファームに一度就職をしました。
そして、2年ほど経験を積んだのち、起業を決意しました。
常に高いところにアンテナを張って、虎視眈々とチャンスを伺っていれば、いつか自分がコレだ!と思うものがやってきます。それを見つけた時が、起業すべき時期だと思います。
僕自身はふつうに遊んで、ふつうに勉強していました。
ただ、常に起業したいという思いは強くあったので、起業のタネとなるものを考え、ビジネスに関する情報収集をしていました。
学生の時にしかできないこと、自分の好きなことをやりつつも、強かに起業の準備をするといいかもしれません。
僕は妄想が特技なので、よく頭の中で色々なシミュレーションをしています。
自分の経験と知識を駆使したシミュレーションというのは、だいたい当たるんですよ。もちろん外れることもありますが。(笑)
まずは妄想してから、行動するタイプですね。
日常的になにか妄想しているので、考えるのが好きという点では開発タイプだと思います。
営業もできますが、やはり色々とシュミレーションしてから行動に移すほうが得意です。いいアイディアが思いつくように、いつも妄想しています。
妄想はかなり自由に発想しているので情熱的ですが、実際に行動するときは常に冷静にPDCAサイクルを回すようにしています。ビジネスは博打ではないので、冷静に選択していかなければならないと考えています。
「外国人に日本を好きになってもえること」という事業の軸を崩したくないというのが、強くあります。
将来的にチャンスがあればIPOしたいとは思っていますが、あくまで軸がぶれないように会社を大きくしていければと考えています。
現在は、欧米の個人旅行者を中心に事業を展開していますが、これからは様々な国からの外国人に対しても提供できるよう、多言語化や現地パートナーとの協業など、より積極的に広げていきたいと考えています。
日頃から常に仕事のことを考えていて、それはそれで楽しいのですが、スポーツなどで思い切って体を動かしたりすると、思わぬところで面白いアイディアが生まれたりします。
そういう意味では、休日はしっかり休んでいますね。
あとは、いろいろな刺激をくれる旅も国内・海外を問わず大好きです。先日も美味しいイクラ丼が食べたくなって、一泊で札幌に行ってきました。
いろいろな経営者の方とお会いすることが多いのですが、どの企業の社長さんであっても、何かしらの魅力があります。会社の規模の大きさや知名度に関わらず、尊敬する経営者は多くいますね。
なかでも、自分はいろいろと考えてから行動するタイプなので、行動力のあるパワフルな経営者はすごいと思います。
既存事業の大部分を任せているパートナー的な存在がいます。
その人は、もともと知人が紹介してくれた人でした。信頼できるパートナーは事業を拡大するうえで大事ですね。
自分の想い、信念を強く持つことが大切だと思います。
経営には、正解というものが存在しません。だからこそ、仕事を創っていくうえで、大事になってくるのが自分の想いであり、信念です。
信念をしっかりと持っていれば、数々の選択に際にブレることが無くなると思います。
起業家志望の大学生の多くは、その持て余すエネルギーのあまり、早く成長しなくては、早く何かをしなくてはと焦り、もどかしい思いを感じることがあると思います。
ただ起業をするタイミングは人それぞれ、自分自身がベストだと思う時です。焦る必要は全くありません。
たとえ今はチャンスに恵まれなかったとしても、虎視眈々とチャンスに飛びつく準備をしていれば、いずれ巡ってきます、私がそうでしたから。
そのチャンスを掴むためにも、焦らないことが大切です。