アジアと欧米の格差を無くすことが夢
慶應義塾義塾大学文学部 国際協力学生団体KIVO / 竹内貴信
自分達の本を届けたいという活動が、個人という点だけではなく、他の人たちとも繋がり、線になり、
面になるようにこの活動が広がっていけば良いなと思いました。ネパールに行くまでの資金の調達方法にはこだわりがあります。国内に居ながらにして英語を話せる機会を提供するという国際交流イベントを主催したり、募金活動をしたり、フリーマーケットで自分達や友達のいらないものを売ったりする事で資金を集めました。これらの方法で半年間お金を貯めて、その資金をもとに現地で本を買いました。KIVOでは、ただ本を届けるのではなく、学級文庫を届けることが目標でした。
ネパールの奥地で林業を営んでいる人から直接木材の買い出しをして、子供達と一緒に本棚を作りました。
一緒作る事で愛着も湧きます。図書館だと鍵が掛けられてしまうため、子供達が気軽に触れる事が出来ません。
学級文庫の本棚にすれば常に子供達が常に触れられるので、そこにもこだわりを持ちました。
具体的な成果としては、1000冊の本と20個の本棚を寄付する事が出来ました
組織マネジメントです。給料がでる訳ではないので、いかにメンバーのモチベーションを保っていくかを常に考えていました。一人一人のモチベーションを下げない事が大切です。 誕生日会を開く事や、合宿を多く開催する事で連帯感を高めていく工夫もしていきました。
支援しているネパールの村はとても小さな村です。なので、大きな影響をもたらす事が出来たのです。毎年後輩達がそこの地に行き、10年後もその先も支援を続けていって欲しいです。もちろん創造性も大切で、ネパールに固執する必要性はないと思っているし、本という所にも固執する必要はないと思います。日本と海外をつなぐ活動を拡大していってもらいたいです。