アジアと欧米の格差を無くすことが夢
慶應義塾義塾大学文学部 国際協力学生団体KIVO / 竹内貴信
今回取材をさせて頂いたのは、慶應義塾大学の竹内さんです!。
世界中の子供達が笑顔になれれば良いなという理念の元、
学生団体を立ち上げ、活躍されています!
そんな竹内さんを今回はご紹介いたします!!
初めまして、慶応義塾大学の竹内貴信です。生まれは横浜なのですが、父の転勤の関係で、様々な所へ行きました。
小学校4年生からずっと静岡に住んでいるので静岡が第二の故郷だと思っています。
組織を動かしていくことや集団で何かを成し遂げることが好きで、運動会の応援団長や文化祭の企画長などを率先してやりました。高校時代はバレー部だったのですが、高校2年生の時、学業成績が330人中320番という成績を取った事が原因で部活を辞めました。反対ももちろんあったのですが、勉強への志を貫いた決断でした。
結局第一志望の大学には行けませんでしたが、バレーボールをすることと、
将来経営者になりたいという自分の夢を天秤にかけた時、確実に後者への思い入れが強く、部活をやめたことに後悔はありません。
まず大学に入ってからテニスサークルに入りました。テニスサークルに入った理由は2つです。1つ目は巨大なコミュニティーを利用して人脈を広げる事。そして、2つ目は社会にでたときにコミュニケーションツールとして活用できる事でした。サークルでは毎日お酒を飲み、みんなで遊ぶといった生活を続けると共に、旅も数多くしていました。一人旅でタイやインド、ネパールなどに行ったことがキッカケで、現在の国際協力学生団体KIVOを立ち上げようと思いました。
自分が代表とし団体を立ち上げたKIVOでは、ネパールに本を届けるという活動をしております。
今は代表の立場を退いて、一つ下の世代へ引き継ぎをしております。自分が立ち上げた団体を自分が運営していて、
上手く成り立つのは当たり前の事だと思います。自分でない人が代表となって初めて組織が出来上がるのです。
そのような意味で早く後輩に代表を譲り、自分はサポートをしていこうと思いました。
国際協力学生団体KIVOは、ネパールの子供達を支援していますが、まずなぜネパールなのかという疑問があると思います。自分はKIVOを立ち上げるまでに19カ国回りました。 インドを旅していた途中、インドから陸路でネパールに入りました。インドでは何度かだまされたりしていて苦難の旅だったのですが、ネパールに入った途端、人々がすごく優しく感じられたのです。人の優しさに感銘を受け、自然とネパールを応援したいという気持ちが生まれていました。
ネパールで出会った小学校の校長先生は、ネパールの問題は産業が育たない事であると仰っていました。
つまり、貧困の原因は飢餓ではなく産業にあるという事です。産業が育たない原因は教育にあります。大きく分けて3つの問題がある事に気がつきました。一つ目は教師が不足している事、二つ目は教師が教える内容と教わるレベルが乖離しすぎていて何も伝わらない事、三つ目は情報源が圧倒的に不足しているという事だと思います。
最初の二つは政府レベルでなければ解決できない問題だと思います。でも最後に一つの情報源の不足という問題は、
自分達のレベルでも何らかのアプローチが出来ると思い、KIVOで本を届けるという活動を開始しました。