何も言わないで実行するという行動が、信頼に繋がると思う
横浜国立大学経済学部 「TOBIWA」創設 / 須藤誠人
「TOBIWA」とは、「扉」と「和」を組み合わせたものです。新しいチャレンジと新しいつながりを提供することを目標にしています。成長したいけどどうしていいかわからない。サークルとは違う何かをやってみたい。そう考えている学生に新しいことを始めるキッカケを与えること、サイトを通じて横国生同士や様々な学生や社会人との交流の場を作ることを目的として運営しています。人は人の中で、成長していきます。様々な人に会い、色々な考え方を共有し、取捨選択していく中で、自らをみがいていくものです。私たちは、一人でも多くの横国生に社会で活躍する人材になってほしい、夢を持ってほしい。横国生同士、横国生と他大学生のつながりがたくさん生まれて欲しいという願いを込めて「TOBIWA」を立ち上げました。 主な活動内容は1つ目に、インターシップなどで様々な経験をしている横国生を中心にしたインタビューを掲載し、自分と同じ大学に活躍している学生がいることを知ってもらう。
活躍されている社会人の方々のインタビューを掲載し、仕事に対してポジティブな考えであったり、人生において仕事は重要なことであるということを感じてもらう。ビジネスプランコンテストや交流会などのイベントを紹介し色々な人達と価値観であったり、考えを共有してもらう活動をしています。そして2つ目に横浜国立大学に経営者の方をお招きして講演などのイベントの運営をしています。
2つあります。1つは立ち上げの時に多くの人に反対されたことです。「チャレンジしたい人間は既にしている。」「やる気のない人間にアプローチしようなんて無駄。」結構厳しい意見もありました。悩みましたが、やりたかったですし。何より多くの学生が活躍している事実やそのような学生が様々なイベントを行っていることを知るまでは平等であってほしいと思ったのです。その後の選択は個人の自由だと思いますが、知るところまでは環境に関係なく平等でありたい。その思いが強かったのでチャレンジしました。やってよかったと心から思っています。
2つ目は株式会社ビジネスバンク、浜口社長の講演を開いた時のPRが最後まで大変でした。 浜口さんの事を知らない人にどう浜口さんの事を伝えるか悩みました。 集客をする時に、最初はtwitter やmixiなどソーシャルメディアで伝えていたのですが、感触が良くない。そこで浜口さんの話を一番伝えたいのは誰か考え直したのです。考えた結果、友達であるということに気付きました。 そこで、私は一番友人に伝えたかったので、アドレス帳に入っている300近くの友人に全部文面を変えて招待のメールを送りました。それが一番効果が大きかったと感じています。
いろいろな人が情報を選択できる時代だからこそ、誰に伝えたいのかを明確に決めておくべきだと学びました。今や色々な情報を不特定多数に知らせることができる時代になりましたが、一番の効果は口コミだと改めて肌で感じました。とりあえず浜口さんに時間をわざわざ作って頂いたことに報いる最低限の集客はできたのでほっとしました。でも満足はまだまだしていません。
野球部の活動で、就職活動はあまりしていなかったんです。元より、情報に振り回されるのが嫌だったので、当然就職活動をする前に世の中に自分がどのような影響を与えていきたいかを考えました。 取り敢えずセミナーに参加するのではなく、自分の指針を持って企業をある程度選択 してから参加しました。
いろいろ考えた結果、中小企業やベンチャーを支える企業を選びました。今まで日本を支えてくれた小さな町工場などを絶対に潰しちゃいけないと思ったんです。そしてこれからの日本を支えていくのもこういった企業だと思います。だから、高い志を持った人達が、存分に力を発揮できるような環境をつくりたいんです。 また、自己成長できる環境があるところは魅力的です。若くしてチャンスを与えてくれる企業に就職したいと思っていました。ESでも面接でも自分を飾らず、ありのままの姿で挑みました。その結果、面接では一回も落ちていません。