テクノロジーと教育が世界の諸問題を解決できると信じてる。
慶應義塾大学 / 中込翔
【Twitter:@Gomessdegomess】
今回インタビューさせていただいた方は、 慶應義塾3年 理工学部の中込翔さん(通称:ゴメス)です。
ゴメスさんは小学校から中学校にかけてイギリスに滞在され、 高校入学前までは世界各国を転々としていました。 現在は大学とインターンの両立をしつつ、 MITでのPhD取得に向けて、日々を過ごしております!
幼少時代から世界の文化に触れ、 日本を俯瞰的に見ることができるようになった、と語るゴメスさん。
そんな彼ならではの視点を、the Entrepreneurが聞きに伺って来ました!
高校時代の頃から「ゴメス」と呼ばれるようになりました。僕のフルネームである「中込翔」をローマ字表記に置き換えると、”Nakagome Sho”になります。ローマ字表記にした名前の真ん中を取って”Gomess=ゴメス”と呼ばれるようになりました。ちなみに漢字もありまして「雌を護る」と書いて「護雌」です。(笑)
現在は慶応義塾大学、理工学部の3年生という傍ら、αALPHA LEADERSというところでインターンをしております。目標として、大学卒業後にMITへ進んで、Ph.D.(博士号)の取得を目指しており、今はその目標達成のために日々勉強といった感じです。
理由は3つあります。まず世界の大学のトップクラスであるMITという舞台で自分の興味ある研究を更に掘り下げていきたいという想いが強くあります。興味がある教授や研究の多くもMITにあるということも大きいです。
次に環境です。世界中から本当に優秀と呼ばれている人たちが集まって来る場でもありますし、そこで自分の考えや知的好奇心が更に刺激されると思っています。またそうした人たちとの競争の中で結果を出していかなくてはならないというプレッシャーにも期待しています。プレッシャーの中でこそ良いものが生まれると考えているので。
最後に経済面です。向こうの大学院が学費免除+RAという制度があり、親にも負担をかけることなく研究に集中できるのです。
「専門性」って言葉で言えるような一つの分野だけに限らないんですよね。むしろ、いくつかの分野を掛け合わせてオリジナリティある専門性が出てくると思っています。
例えば僕の場合ですと、いわゆる自分の中で使っていけると思っている分野として、英語、海外と日本の教育、メカニクスやプログラミングがあります。メカニクスとプログラミングが出来る人というのは、この2つができるだけでかなりオリジナリティある専門性が生まれると思うのですが、そこに英語という要素、もしくは海外での教育っていう要素を付け加えることによって唯一無二のものになると思うんですよ。経済(統計学)と野球を組み合わせたマネーボールのように。一見関係がないようなものでも、繋げることは出来る訳じゃないですか。
こうした様々な要素をマッチングさせることによって、その人にしかないオリジナリティ、つまり自分のやりたいことというのが少しずつ見えてくるのではないかと思っています。
ただ、一つ一つの要素はかなり強いものじゃないといけない、というのはあると思います。何かかじったことがある程度ではなく、例えば英語が出来るのであれば、英字新聞が読めるだとか、字幕無しで海外の映画を見て内容を9割把握出来るだとか。外国人とそつなくコミュニケーションできるだとか、それくらいの深さがないとブレンド出来ないと思います。
また、ひとつだけというのもダメだと思います。ひとつだけっていうのは壁ができやすいと思っています。いくつかの分野を融合させることで新しい、まだ発展の余地がある専門性を確立していけるのではないかと考えています。