原動力は子供のような興味深さ
日本視覚障害者サッカー協会インターン 早稲田大学商学部3年 / 大倉 竜一
昔から経営者になりたいという思いがあり、大学の勉強をしているだけでは起業をしても、100%失敗すると感じていました。ただ、社会人になって会社に入ったとしても、今のマインドのままでは成功するとは思えませんでした。どこかで新しいことに挑戦しなくてはいけないという問題意識は持っていたので、起業した時に上手くやっていける最低限の能力を身につけておきたいと思い、経営者と共に働けるETICのインターンを始めました。
不安はありました。しかし、どこかで自分を変えなければならないという思いがあったので、最後は思い切って決断しました。
浪人時代にも辛さに耐えられるかという不安はありましたが、やってみると意外と楽しかったり、自分に対するマネジメントもできました。浪人時代の経験で最初はきつくてもやりきれるという自信が持てたので、踏み出せたのだと思います。
今はインターンをやりながら、サークルの幹事長もやりながら、ゼミ等の学校の授業にもなんとかやっています。
三足のわらじのような感覚で頑張っていますね(笑)。
それはあまりありません。バイトに打ち込むのも良いですし、遊びつくすのもそれはそれで良いと思います。
自分は自分の生き方をすれば良いという考えですので、他人と比べる事はあまりしません。むしろ、いつも自分主体で考えていると客観的な視点や普通の考え方を見失ってしまうと思うので、自分と違う考え方を持っている方とも積極的に話したいと思います。
時にはGAPを感じることもあるのですが、幸いにも僕の周りには、考え方を分かち合える友人がいるので、とても救いになっています。
普段の雑務は誰かの担当と言うことはなく全員がマルチタスクでこなしています。僕が特に行っているのは法人営業で、主にスポンサーを探すことと、土日はブラインドサッカーのイベントを行っています。
法人営業でスポンサーをとる際に、僕らのような障害福祉だと、「御社が協賛してくれることで、これだけの利益があがります!」という見せ方は難しいです。ですから、この活動が、いかに社会に対して意義があって、自分たちがどれだけ情熱を持っているかを伝えられるかがとても重要ですし、仕事をする上で意識している事です。
僕達は、ブラインドサッカーを通じて、「障害者と健常者が混ざり合う社会を作る」という事をミッションに活動しています。
そして、障害者教育を受けていても越えられない壁をぶち壊すためのツールとしてはブラインドサッカーは1番だと思っています。僕は障害者体験などで障害者の方の気持ちを体験するというアプローチでは無く、ブラインドサッカーを通じて障害者の方と出会い、触れ合う事で、障害者の方からたくさんの事を教えられました。自分のどこかで、「障害者の方をサポートしてあげている」という気持ちから、「学び合っている」という感覚になることができたのです。
また、その体験から、得意部分は活かして、苦手部分を補うというマインドが自然と生まれ、健常者通しの関係にも役立たせる事ができるようになりました。
そのブラインドサッカーをより多くの方に伝えるために、常勤スタッフを配置し、スポーツに対する価値を明文化させる事でより信頼のある組織とブラインドサッカーの価値を伝えることができると思います。