たくさんの起業家さんとの出会い、そして得たもの
株式会社ビジネスバンクインターン3期東洋大学社会学部2年 / 岸 亜悠美
フェアに行ってみて、各企業のプレゼンに衝撃を受けたんです。色んな社会問題や事業に真剣に取り組んでいて、自分も学生ながらに社会人の方に混じって色んなプロジェクトに関われるんだ!と凄く興奮しました。それに意識の高い学生が周りにいっぱい居たことも刺激的でした。
一番ビビっときたビジネスバンクのブースへ行き、当時ビジネスバンクでインターンをされていた2期生の澁谷さんに、不安だったバイトや学業の両立の面を相談して、不安もなくなり、絶対インターンする!!と決意しました。
「お客様は300人の起業家です」というキャッチコピーと、起業家さんにインタビューできるという業務内容ですね。小学校が転校ばかりだったので、初対面の人と話す事にだけは自信があったんです。加えてこれまで社長に会った事なんて全く無かったですし、単純に面白そう!って思ったんです。本当にそれだけでした。
基本は起業家さんへのインタビュー、そしてthe Entrepreneurへの掲載です。それから、面接時に提案していたthe Entrepreneurのケータイサイトを形にする事ができました。 ビジネスバンクでの業務以外だと、ETIC.インターンフェアの運営のお手伝いをさせて頂きました。
半年間のインターンで、自分を客観視する事ができるようになりました。 最初は正直言うと凄くしんどかったんです。家がオフィスから遠いので、朝早起きして通う事が辛くて、それから学校の友人達が遊んでいる中、自分は遊べないという事も辛かったですね。3ヶ月目位からは、いつまでも些細なことを「辛い」と思っている自分が全く成長していないような気がしてそれでまた悩みました。
でもそういう自分に気づけるようになった事が大きなプラスだったんだなと感じています。インターンを始める以前の自分だったら、何か嫌なことがあっても「辛い、もう嫌だ」で思考停止、強制終了!って感じで時間が経つのをひたすらまっていました(笑)だけど今はマイナスな自分を客観視する事ができて、そんな現状を変えようと努力する一歩を踏み出せるようになりました。それは社長のクレドのお話や、インタビューでお会いする起業家の皆さんのお話をお伺いして、前向きになる事の大切さ、そのための思考法を教わる事が出来たからだと思います。
経済・経営の基本的な事を勉強する必要があると強く思いましたね。最初は「コンサルティング」「CSR」などの初歩的な用語も知りませんでしたから(笑)
それから読書量が足りないなと感じました。今まで好きな本ばかり偏って読んでいましたが、毎週の読書感想文でビジネス書に触れたり、起業家の方のお勧めの本を手に取ったりすることで、まだまだ読むべきものがあると思いました。私に『人生の一冊』である絶版になった本を貸してくださった起業家さんもいらっしゃいました。あの時はうれしかったですね。
1人目はオフィスリングシステム株式会社の弓山社長ですね。インタビューの後、エレベーターの扉が閉まるまでずっととお辞儀をしていて、それが凄く綺麗なお辞儀で、今でもその姿が目に焼き付いています。
2人目は有限会社フィフティ・アワーズの水島社長。「ひたすら、目の前の事を、一生懸命に」という言葉を頂きました。水島社長は大学を卒業されてからIHIに就職をして、現在はコンサルティング業を営んでいる方です。IHIとコンサルは普通繋がらないような気がするじゃないですか。けれど、水島社長は目の前の事にその都度一生懸命に取り組むことによって、どんな局面でも自分の力を出すことができたそうなんです。時代の変化にも柔軟に対応されてきた方で、とても勉強になりました。凄く良い言葉ですよね。
3人目は株式会社アークウェイの森屋さんです。インタビュー記事を凄く褒めて頂いて、アークウェイさんのHPに掲載して頂いたんです。秘書の方にもご飯をご馳走にもなりました。一生懸命記事を書いた事が評価された事が凄く嬉しかったですね。