主体性を持って生きる
株式会社スリーシーズ / 畑中 康彦
0から全てを作り上げている所です。僕は自分の人生をすごい遠回りをしていると思っています。
例えば先程説明させて頂いた理論なども前の会社が使っていた理論をそのまま使えば楽に済むのですが、僕たちは全部自分達で作り直しました。僕は人それぞれの人生ですから、そこで楽をしたい人は楽をすれば良いと思っています。
自分は楽をしたいとは思っていなくて、苦労すればその先にもっと楽しいことがあると思っていますから、その楽しさを味わいたいと思い日々仕事をしています。ですから0から全て作り上げることにやりがいを感じる事ができています。
「営業職って楽しいよね」と言われるような、そんな世の中にしたいです。「営業」は「業を営む」と書きます。
営業職はビジネスをしていく中で,売り上げを上げる、原価を抑える、利益を計算する、といった全ての基礎的な要素が色々詰まっていますから、僕は「技術者でもまずは営業をしなさい」と言っています。
そのような営業の大事さと楽しさをもっともっと世の中に広めたいですね。
プロ意識を持つことです。お客様からお金をもらっているのだから、寝なくても仕事をやり切らなければいけませんし、特に僕たちは目に見えないものを売っていますからお客様に「心から良かった」と喜んでもらえなくては、仕事をしている意味が無いと思っています。
そのためには仕事だけではなく、人間としてもリスペクトをされなければいけません。
レスポンスだとか接する態度だとか、何をとっても凄いと思わせなければ、会社が存在する意味がないんです。そういうプロ意識を常に持ち続けることはこだわっています。
それはチームの中でも必要なことで、リーダーとして、一番会社の事を考えて、まっさきに自分から動いて、一番仕事をする。そういう風に主体性やプロ意識を持たないと社員もついてこないですし、仕事も上手くいかないと思っています。
どう変わるかではなく、どう変えるかです。これも主体性の話に繋がるのですが、主体性を持っているのが、若い人か年をとっている人かではなく、主体性を持っている人が少なくなってしまっている気がします。
それは今の環境があまりにも整いすぎているので、自分で考える必要が無くなってしまっているのかもしれません。
ですから、「近い将来社会がどう変わっているだろうか?」という質問も実は主体性が無い問いなのかもしれませんね。「近い将来どうなっているだろう」と予測してそれに流されてしまっているという事は、自分の意思ではなく世の中の流れが主体になっており、それに上手くあった生き方をしようということです。
たまに「よくこんな時代に起業しましたね」と言われる事があるのですが、どんな時代だろうと起業する人は起業します。
そしてみんな失敗するのかというと、そうではなく、成功する人はいつ起業しても成功するんです。もっと主体性をもった人間が経済やビジネスを動かしていて、もっと経済が良くなる。そういう世の中になっていて欲しいですし、そうしたいと思います。
「タイミングを間違えるな」と言いたいですね。
無理に人の流れに逆らって起業をする必要はないです。「何歳までに起業」と一つの目標を持って取り組むのは良いことです。ただし、その時が来たことにより焦って起業するのではなく、自分の必要だと思っている全てのタイミングが絡み合った時にしっかり起業して欲しいと思います。