事業創出家
S-Factory & Co. / 尾崎 典明
ある企業の商品であるおせち料理の営業支援やグランドデザイン、iPhoneアプリを作る会社さんの新事業立ち上げだったり、また別の企業では開発に係る資金調達を手伝ったり、特殊な材料の活用アイディアを提案したり、摺動材メーカーの契約管理やらビジネスモデルを提案したり、ベンチャー支援のボランティアをやったり、、相変わらず何でも屋です。(笑)
直接的でも、間接的でも今よりちょっとだけ世界に笑顔を増やしたいんですよ。僕は、例えばトヨタの技術者のようにCO2排出量を10%削減できる車を作る事はできません。でも、自分や自分が関わった組織が世界に少しでも良い変化をもたらせる、、それが世界の1%の人間にだけでもある変化をもたらす事ができるのなら、ずっと面白い事ができると思いませんか。そういうことを仕掛けられる人間になりたいですね。ただし、世界を良くしたいと言っても、自分の周りの人をまず幸せにできないような人間じゃそれは不可能ですよね。その為には家族、友人、そして目の前のクライアントさんの課題を解決して、キチッと社会に貢献していくということが必要だと思っています。
コンサルタントと言うより、事業創出家のイメージです。もちろん、事業は続けてこそ意味があると考えていますので、事業を創出してそれで終わりなんてことではありませんが、これからは新事業を複数仕掛けて積極的に動いていこうと思っています。
例えば、今進めているプロジェクトとして、これはすでにフランスにあるモデルですが、下宿ビジネスがあります。上京してきた学生が世田谷の独居老人の家にバーター的取引で下宿をします。そうしたら見守りのサービスになりますし、高齢者の寂しさが和らぎますよね。若者に取っては家賃が浮くし、世代間コミュニケーションの情操教育にもなります。更に、こういう所に国が税金を投じる必要もなくなるし、昨今話題の所在不明の高齢者だっていなくなる。面白いと思いませんか?それが今仕掛けようと思っている事業の一つですね。興味ある人はぜひ一緒にやりましょう!
自分で舵を握って、思うままに航海できる、というのが本質であり醍醐味だと思います。一方で、VCから不用意にお金を入れてキュウキュウになっている方なんかもいます。その方の話を聞くと、結局何の為に起業したのか、完全に見失っているように思ったりすることがあります。最近は少なくなりましたが、「上場、上場」と上場を目的にしたビジネスの在り方に対しても否定的です。上場は手段であって目的ではありません。上場して、あるいはあるイグジットにもっていって、何をするかが大切でしょう。
結局のところどちらでも良いと思います。その人の捉え方次第でしょう。大企業であっても、中小企業やベンチャー企業であっても、個人の意志決定をある程度認めてくれる風土の会社であれば失敗や成功を含め、良い経験ができると思います。ただ、往々にして大企業で5年目というと、仕事もなかなか任せて貰えませんよね。大きな組織の中で歯車として埋め込まれてしまうことが多いと思います。僕がもし大企業に就職をしていたとしたら、5年で今のような業態で独立できるような素地は絶対に身につかなかったと思いますよ。
学生という限られた時間と場所で過ごしている、という事を強く意識する事で、一つ一つの出会いを大切にできると思います。違う価値観に触れて下さい。友人と飲みに行って、是非大いに語り合って下さい。学外の活動にも積極的に関心を持って、大学の枠から少しハミ出してみる事も肝心です。幅広く交流関係を広げて、人脈のインデックスを作って下さい。あれもこれもと、できるだけ欲張ってということです。必ず将来の役に立ちます。
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