経営者、起業家という選択
株式会社角田識之事務所 臥龍/角田識之
大小様々な会社のお手伝いをしました。もちろん大企業の場合も、それなりに面白いのですが、トップがよく変わるのです。すると中には、「俺の代だから新しいやり方で新しいカラー出すぞ」という方が出てきます。せっかく積み上げてきたものが、リセットされてしまうのです。
私は長くお手伝いして「誇れる企業文化」を作ります。一番長いところでは、23年お手伝いしている会社が二社あります。企業文化を育て、次の世代に継承していく。やはりこういうことは、オーナー経営者だから出来ます。このように、社外重役感覚でのパートナーシップを発揮していく方が面白いと思ったので、オーナー経営者に絞り、第二創業支援をしているのです。
また、私のコンサルの特徴としてあげられるのが、日本だけでなく台湾や中国にも顧客が多くいるということです。一生を懸けたビジョンとして「中国に人を大切にする大家族主義経営を根付かせる」を掲げています。
そもそも、臥龍という名前は、中国の諸葛亮孔明から取ったものです。将来、アジアの中心は中国になると思い、中国人経営者を感化できるだけの魅力を持ちたいと想い、27歳の時にその名前にしました。そして中国人経営者にも通じるであろう自己啓発を、八年間かけて行いました。自己啓発をするときのイメージが、「従業員を一万人以上率いている中国人経営者が、私の前に座ったときに、彼に感動してもらうにはどうしたらいいか?」というものでした。「臥龍」らしい勉強をしようと思ったのです。だから服も、スーツとネクタイを全部捨てて、アジア的なマオスーツにしました(笑)。全ては、現代の諸葛亮孔明に成りたいというSK(スーパー勘違い)から始まったのです。
私の「企業進化講座」という講座は、経営の未来図を作るものです。そのプランに納得された方とコンサル契約をします。その講座の卒業生で上場企業が四社と世界一企業七社出たのですが、世界一の七社のうちの六社が華僑なのです。 つまり私のやり方がはまって、一番成果を上げるのは華僑なのです。ですから、主な舞台を中国にシフトしようと準備してきました。しかし、「311」があり、宮城県の南三陸町で多くの人を助けた「命のアナウンス」の遠藤未希さんの動画を見て、やはり自分の生まれ育った故郷に恩返しがしようと決意しました。より「志授業」に注力し、最近では「SK(スーパー勘違い)人の5000人結集」というように、日本を元気にするプロジェクトを立ち上げています。
サラリーマンだと土日に休ませられるからです(笑)。こんなに楽しいことを強制的に休ませられるのが嫌なんですね。よく子供って、親がストップかけなければ、ずっとゲームしてますよね。私の場合はそのストップが土日でした。だから私は、30歳の時に曜日を捨てました。毎日を日曜日にしよう!なぜなら毎日を一番楽しい日にしてればいいわけですよね。なぜ私が25年間、土日も休まずに働き続けられるかというと、楽しくやっているからですよ。人間死んだらいくらだって休めるのにこのたった70、80年で休み急ぎする気が知れません(笑)。
私は曜日を捨ててから元気になりました。それが面白いことに、大企業の人は暗示にかかるんです。「土日に休まければ疲れが取れない」という暗示に。基準をどの高さに設定するかは、その人次第なのです。
生きてる時間を、どうやったら毎日日曜日に出来るか?ということです。私の理想は「毎日が仕事で、毎日が勉強で、毎日が遊び」という三位一体です。こう生きる人を「ゲームスマン」と名付けました。「サラリーマン」は自分の時間とお金を引き換えにする人。「ビジネスマン」は仕事の報酬はもっとやりがいのある仕事という人。それらを超えるもの、それが「ゲームスマン」。人生をゲームにしようと考えました。