成功する要因は、明らかに共通要素がある
株式会社 イドム / 小出宗昭
今回取材させて頂いたのは、株式会社イドム、代表取締役の小出宗昭さんです。
1000件近い新規事業の立ち上げを支援してきた、敏腕のコンサルタントで、
中小企業の支援をすることで、公的セクターの産業支援のロールモデルとなり、
地域経済を活性化していこうとしています!
地域経済の発展にご尽力されている小出さんの記事から学ぶものは大きいです!
是非御一読下さい!!!
1983年に、法政大学を卒業し、地元の静岡銀行に入社しました。銀行には26年間在籍していたのですが、全国あまたいる銀行員がいる中で、おそらく僕みたいなキャリアを積んだのは僕だけだと思います。自分自身が41歳になった時の2001年、銀行からの指示で静岡県が作ったインキュベーション施設の立ち上げに、2年の約束で出向致しました。
しかし、そのプロジェックトがかなり上手く行ったため、そのプロジェクトには7年半携わっていました。現役の銀行マンが、公的な産業支援を行った事例は自分だけだと思います。2004年の9月からは静岡市の中小企業支援センターの立ち上げにも携わりました。結果的に2つの施設の立ち上げに携わったんですね。
それらの経験を元に、2008年8月に開設された、「富士市産業支援センターf-Biz」の立ち上げと運営を担うために、独立して株式会社イドムを立ち上げました。
立ち上げは、起業と同じです。そもそも最初の施設の立ち上げでは、場所しかありませんでした。県の人からは、好きにやって下さいと言われ、目標もなければ計画もなくて、何をやるにも自分でやらなければならなかったんです。企画立案をして、実行に結びつける作業を自分一人で行っていきました。まさにこの体験が起業だったと思います。収益は考えなくて良かったにしろ、プロジェクトを成功させなくてはならなくて、今まで銀行という大きな組織でやってきた自分にとっては目標設定から始め、すべての次元が違いました。正直、自分には無理だと感じました。しかし、成果がなければ銀行には帰れないと感じたので、とにかく頑張りました。
銀行の組織の中で、M&Aのアドバイザーを7年間やっていました。その時の経験と知識が活かされたと感じます。自分の仕事は中小企業をただ支援するのではなくて、地域興しの仕事なんですね。地域興しの仕事や企業サポートのプロになる為には、明らかに必要とされる特性という物があると思うんです。自分は今まで多くの起業家の人たちにお会いしてきました。そこで、起業家として成功する要因は、明らかに共通要素があると感じたんです。
1つ目は、オンリーワンであるというと。明確な差別要因があることがなによりも大切なんですね。2つ目として、情熱(継続する情熱)が重要になってきます。情熱を持つ人は沢山います。しかし、情熱を持ち続けることは意外に大変で、
結果をだしている起業家は、継続した情熱を持っている人だと思います。3つ目は、行動力です。ビジネスをやっていく上で、綿密な事業計画はもちろん必要なんです。しかし、ビジネスはやってみないとわからないことも沢山あり、行動力が大切になってきます。この3つの能力が揃っていると、起業家として結果がでやすいと思います。このうちの何かがかけていると、成功は出来ないと思います。