経営者の視点で物事を捉える
バリュース株式会社代表取締役 / 管野 敦夫
様々な国の仲間と一緒に働いて感じたことは、彼らは自分のやりたいことや自分自身について真剣に考えていることでした。日本だと少なからず学歴や就職先の名前など、人からどう見られるかを考えて自分の進路を決断することもしばしばあるように感じていたので、とても彼らの将来に対する考え方が印象的でしたね。「自分が本当にやりたいこと。」この事をとても大切にするようになりました。
そうなんです。日本に帰国してから、早速就職活動を始めました。自分自身が大切にしている価値観や、社会に対して正しいことを発信していきたい、という漠然とした気持ちが昔からありました。今まではどのようにそれを実現していったら良いかがわかりませんでしたが、その気持ちを素直にどのように実行したら良いかを知る為にも数百社の会社を訪問しました。その中である会社と出会い、ビジネスを通して自分のメッセージを伝えるという方法があることを知り、経営者になることを決めました。
まず、あらゆる面において成長する事を第一優先に考えていました。 ですから企業を選ぶ際、3点の基準を設けていました。 「社員数が50名以下で責任のあるポジションで働ける」「営業が学べる」「尊敬できる社員先輩がいる」この3点を軸に探していたところ、前職に辿り着きました。前職には大学4年の6月に内定をもらい、そのまま8月からアルバイトをさせていただいていました。最初の仕事が、暑中見舞いに印鑑を押すだけの業務だったんです。こんな単純な仕事をするのか・・。と思ったのですが、誰もやらないくらいに早く、完璧に仕上げました。そのような目の前にある仕事を一生懸命やる姿勢が、上の人に認められたのか、新規事業の立ち上げの仕事(営業)を任せていただきました。正式入社する前から新規事業にも入れてもらい、多くの成長する環境を与えてもらいました。
会社経営の目的として、若い人が活躍する社会を作り、若い人が世の中で活躍でき、自己実現できるよう支援したいと想いがありました。 なので、自分自身が20代に会社を経営することが目標でした。 ある一定の目標を区切りに前職を退社し25歳のときに個人事業主として活動を始めました。
リスクは無いと思います。リスクがあると考えている人は、リスクが何か、具体的に考えてみる必要があると思います。ほとんどが、目に見えない回答にならない不安なだけなのではないでしょうか。 それよりもせっかくもらった命で、一度の人生を自分の生きたいように生きていけないことの方がよっぽど怖いと思っています。