楽しくなきゃ人生じゃない、会社は人生を楽しむための手段だ
株式会社SHIFT / 丹下大
私は、自分の人生はせつないものだと思っています。単純に人類の歴史を考えた時に、今自分が生きている期間というのは、ほんの一部分だと思うんですね。ただ、少なくとも感謝していることがあります。まず、江戸時代に生まれるのと、今の時代に生まれたことを考えると、今の時代は本当に恵まれています。美味しい食事も食べられますし、行きたい所にも行けます。昔の人にはできなかったことですよね。そして、なぜ私たちが今日、このような事が出来ているのかと言うと、それは、先人の方々の苦労のお陰なんです。先人の方々の苦労と努力があったからこそ、今の自分たちは幸せに生きているんだと思います。だからこそ、私も、これからの時代の人たちに何かを残したいという想いが強いんです。
私の家庭は、みんな公務員です。そのことから多くの事も学べましたが、「学校の先生の息子が会社の経営なんて本当に出来るのか」というような言葉も頂いていました。私の中に、この「学校の先生」というコミュニティの殻を破っていかないといけないという想いが芽生えたんです。そうしないと、私の子孫で商売をやる人がいなくなると思うんです。正直、この殻を破ることは簡単なことではないと思います。でも、私の息子には学校の先生だけではなく、「起業」という選択肢も与えてあげたいと思います。 何が正しいというわけではないですが、ずっとあった「殻」を破りたいという想いと共に、使命感を持って今の仕事を続けています。そして、自分の息子には生き様を見せていきたいですね。
よく自分が言っているのが、「楽しくなきゃ人生じゃない、会社は人生を楽しむための手段だ」という言葉です。会社に就職することは、様々ある人生を楽しむ為の「手段」の一つというだけです。目的にしてはいけません。 「楽しくなきゃ人生じゃない、会社は人生を楽しむための手段だ」。 この言葉は、胸に刻んでおいて欲しいですね。