起業家にとってのメリット
ワイケイハンデルインコーポレーテッド / 上方 陽一郎
大学生の時はひたすらアルバイトをして、さまざまな国へ旅行をしていました。
それもなるべく人があまり行ったことのない場所に行ってましたね。学生時代には約90カ国に行きました。その中で一番印象に残っている国がミャンマーです。ミャンマーにはワシントン条約で指定されている絶滅危惧種や絶滅してしまったはずの生物がまだ生息しているんですよ。絶滅したはずの鳥をバードウォッチングで観察することが出来たり、すでに存在していないはずの植物が咲いていることだって現地では珍しいことではありません。そのような手付かずの自然がまだあるのは、外国人の立ち入りを軍事政権によって規制されているために守られているからなんです。また、現地の人も子どもから大人まで笑顔が絶えないんです。いろいろな場所に行ったけれど、そういう国はなかなかないですね。なんて幸せな国なんだ、と感じさせられました。私は最後の楽園ではないかと思っています。それくらい印象は強かったですね。そして、今はそのミャンマーでリゾートホテルのエージェントもしています。ミャンマーの素晴らしい所を日本の人にも味わって笑顔になって欲しいです。バリやグアムに負けない魅力がミャンマーにはあるんですよ。
学生の間はとにかく勉強をすることを勧めます。
それは今の日本の教育システムでは勉強できる期間が限られているからです。ほとんどの人は生まれてから22年で仕事をするようになります。そこから自己投資が出来る人は学生で起業しても良いですが、実際は仕事を始めるとなかなか出来なくなってしまうのです。学生の間に起業をする人は結構多いんですけれど、悲しいことに長続きする企業があまりないのが実情です。仮に成功したとしても、若い時に羽振りが良くなるとそこで天下を取ったような気になってしまう。そう思わないためにも勉強することはとても大切だと思います。また面白いことに、勉強したことは無駄にはならないです。私はミャンマーに行って学んだことが、結果的に言うと今のビジネスにも繋がっています。不思議なくらい必ずどこかに活きてきますよ。