独立は、「独り立ち」ではない
株式会社ファイブスターパートナーズ / 蒲池 崇
今やっている事業の「個人通信」というものを、いろんな人に広めていきたいですね。
良いものを持っているのに、うまくPRできていない、会社や個人がイキイキと働けるようなお手伝いができ、それによって、中小企業が元気になっていけばと思っています。
成功条件はわかりません。
成功というのは、人によって違うと思いますし、金持ちになることが成功だと思う人もいれば、お金はなくても、家族が幸せであれば成功と思う人もいますし、また、上場することが成功と思う人もいれば、個人事業という形で、自由に働くことが成功と思う人もいますので、成功条件は一概には言えません。ただ、何か目標を設定し、その目標を達成するために、一番必要なことは、「大量行動」だと思っています。少量ではなく大量行動です。とにかく行動すること。それによって、たとえ、一直線でなくても、たとえ、時間がかかってしまったとしても、必ず目標は達成されます。
起業する前に、どこでもいいので会社に勤めることを勧めます。
人によっては大学在学中または卒業後、すぐに起業するという選択肢をとるのも良いですが、やはり社会に出てから見えることは沢山あります。例えば就職活動をする時に、学生は飲食業界やアパレル業界など普段から接する機会のある企業の表立った部分での仕事内容しかみえませんが、実は、世の中にはものすごく多くの会社や仕事があって、学生の立場から見えるものは、微々たる物にすぎません。特に、対法人(BtoB)の事業なんかは、学生からでは見えませんが、私が最初に入社した経営コンサルティング会社なんかは、対法人(BtoB)なんですけど、法人向けの事業を営む企業で魅力的な企業は、山ほどありますし、社会に出てからでないと見えません。また、社会人としての基礎など、給料をもらいながら身につけることができることを考えると、最初はやはり、企業に勤めることを強くお勧めします。会社に勤めてからでも起業はまったく遅くありません。 ちなみに、「独立」は独り立ちと書きますが、絶対に独りで立つことはできません。100%、独りで立つことはできません。一瞬立つことができたとしても、すぐに倒れてしまいます。自分で会社をやる以上、立ち続けなければなりませんが、それは、周りからのたくさんの支えがあってのことです。独立をする前に(独立をしてからも)、どれだけ、自分のことを信用し、応援し、そして、支えてくれる人がいるかで、立っていられるかどうかが決まります。
そういった意味からも、最初に会社に勤めたら、そこで、とにかく信用を積み重ねておくことです。独立したときに、勤めていたときの先輩や上司、もしくは、同僚から、応援していただけるようになるためにも、とにかく、全力でまわりの期待に応えていくことです。必ずあとで、「あのとき真面目に一生懸命仕事をしていて良かった」と思える日が来るのです。
大学生は勉強をするよりも絶対に遊ぶべきですね。
私は学生時代、遊んでいてほとんど、勉強はしていませんでした。卒業が出来ないとなると話は変わってきますが、学生の間は遊ぶことを勧めます。社会に出たら、とことん働く。3年間は死に物狂いで働くために、学生時代は遊んだ方がいいですね。会社によっては自分の時間を取れる会社もありますが、自分を高めるために、忙しい環境を選ぶべきです。入社3年目までについた差は、一生覆されることはありませんので。