自分にしかできないこと
iroccoly / オノヘレ 浩子
いいえ。インストラクターに戻ろうと思った会社で、サポートに配属されました。外資系の企業だったのですが、周りは超高学歴の方ばかりで驚きました。今 まで接してきた方とはと全く違う業務を担当している方たちと出会う機会も多かったです。転職する度に人との繋がりが増えるのですが、ここで知り合った多く の方と、今でも連絡を取り合っています。
ですが、実家で介護の問題などが出てきて、地元でのんびりインストラクターをしたいと考え、退社しました。
はい。IT系ベンチャー企業のパソコンスクール部門に講師として入社しました。ですが、今までに色々な経験を積んでいたこともあり、徐々に他のIT関連の業務に関わるようになりました。最終的には保守やプログラムのテスト等、何でもやるようになっていましたね。
結局その会社でもパソコンスクールの講師ができず、運営側になってしまいました。その頃丁度介護も落ち着いてきた事と、どうせ忙しいのなら、パソコンの講師として忙しい方がいいと考え、転職しました。
はい。転職先の会社ではITエンジニア向けの技術研修講師として配属されました。多くの企業研修を担当しましたが、ここで本当に過去の技術者としての経験が活きました。
エンジニアとして経験を積んだことで、自分自身が本当にわかった状態で受講生の方と話ができるようになったというのは大きかったです。
はい。部下の指導に行き詰まりを感じた時にコーチングに興味を持ちました。知人に勧められたコーチングの本を読み、感銘を受けました。本の著者に興味が湧き、ご本人が講師をされているセミナーに参加しました。
セミナーに通っているうちに、「コーチングができるようになったら人生が変わるな」と思う位コーチングが好きになり、コーチになる事を決意しました。
はい。会社員を続けながらコーチを副業としていましたし、社内コーチもしていました。他にも社内研修でヒューマンスキル系のセミナーを担当したり、新人研修、OJT担当者研修等も任せてもらったりしていました。
そうですね。当時私は新規事業の担当をしていました。ですが、上司が動かないと動けないこともありました。自分ではどうにもできない会社の縦社会を感じた時に、こんなに一生懸命やったのに動けないなら自分ひとりになった方がいいと考え、退職しました。
フリーでコーチをしています。仕事は所属団体の登録コーチとして依頼されるものと個人で請け負うものがあります。
また、自分で主催してセミナーを開いています。
クライアントさんが目標を達成するためのサポートをします。コーチというと指導者のコーチを想像しがちですが、コーチングのコーチは馬車の幌を語源としています。
馬車は人を、その人の目的の場所に連れていくのが目的です。ですからコーチも、その人の行きたい所(目標)に最短で行けるようにサポートしていきます。
実はコーチングではアドバイスを殆どしないんですよ。操作や指示、命令もしません。コーチングで行うのはその人の持っている能力や答えを引き出すことです。話をしながらその人が心の中に持っている物を自分で見ていけるように手伝うということをしています。
コーチングは、目標を達成するための一番いい方法はご本人が知っていると信じる所からスタートします。
自分と同年代の働く女性たちですね。今はコーチが中心ですが、私はコーチだけで何かをしていきたいわけではなく、30代の働く女性がイキイキと生 活ができることを全体的にサポートしていきたいと思っています。そのためにコミュニケーションをキーワードとして色々な方法でサポートをしていきたいで す。コーチングはその中の一つなんです。