新・棚からぼた餅の法則
有限会社ドラマティックステージ / 平野 秀典
皆さんはもう今の時点で十分いろいろなことを経験しているはずですよ。若い時は先の未来のことを考える時間が多いでしょうが、時にはオリジナルな自分の人生を振り返って、過去の点をつなげて未来への方向を探ることも大切です。
自分を本当に知りたいなら、自分を振り返り、知る事が一番大切なんです。嫌な過去は忘れるっていう人もいますよね。今自分がダメだとか失敗だと思っていることってありますよね?それはこの先の人生で変わりますよ。‘失敗は何かの成功の原因‘となるんです。 私は人生に偶然はないという立場です。失敗も成功も含めて、自分の人生に共感する事がとても大切なんです。
「感動力=表現力×共感力」なんですよ。もし影響力のある人になりたいのなら「表現力」が必要です。でも「共感力」が無いと自分勝手な人間になります。業界でいう一人芝居ですね。プレゼンテーションをする人で、聞き手にちゃんと伝わってくるのは、表現力・共感力共にどちらも高い場合が多いんです。
よかったというか、これ以外はありえません。自分の腕で何かやりたいという思いが強かったんです。小さなころは漫画家になりたかったんですが、形を変えて夢は叶いました。 どちらも表現をする仕事ですからね 。
私は感動力を100万人に伝えたいと考えています。
日本の人口約1億人の1パーセントだからです。今はちなみに20万人のかたに伝えることができました。なぜ1パーセントなのかというと、明治維新の時に日本の1パーセントの人が動いて世の中を変えたということを聞いたときに、今の日本人の1パーセントの人に感動力を伝えることができたら、その人たちを中心にして世界は動いていくと私は考えたんです。
その先は特に決めていないです。というか決めたくないんですよ。芝居をしていた時も、まさか今こうなるということは想像をもしませんでした。決めてしまったら結果が一つに限定されてしまうんです。自然に自分の流れを感じて、その先が見えた時にそこへ行くんです。あ、最近は新しいこと探しがマイブームなんですよ!
この新しいこと探しも、流れを感じる方法です。新しいことには感動があります。感動と言っても、非日常を探すのではなくて、日常の中でワクワクしたことが自分の行くべき方向なんです。
遊んでいます(笑)。遊ばないとアイデアが出てこないんです。仕事と遊びを分けて考える必要はないんです。どこまでも自分のステージですからね。 アーティストのGACKTが言った言葉が好きですね。 「自分が感動することを見つけるのが遊びで、誰かに感動を提供するのが仕事」
『新・棚からぼた餅の法則』を実践してください。棚からぼた餅が落ちてくる人っていい な〜と思いますよね。でもせっかく落ちてきても、その時に下にいないと受け取れません。だから普段から常に下で準備しておいてください。私の場合、本を出版するきっかけになったのは、企画書を書いておいたからです。準備をしているとチャンスの瞬間が必ず近寄ってくるんです。チャンスって準備をしていない時に来ることが多いのではなく、準備をしていないから受け取れないんです。準備を常にしておけばチャンスを逃しません。今後意識してみてください。