評論家になってはいけない。まずはやってみる。
有限会社アイ・コミュニケーション / 平野友朗
全く無かったです。なんとでもなるとしか思えませんでした。たくさん給料もらってい たら、起業して収入は少なくなると考えると不安になるかもしれないけれど、その時の給 料とか待遇とか世間並なんですよね。ほんとにダメだったら、倉庫でも、工場でも、飲食 店でも、働く所は何とでもなると思っていました。実は世の中の大半の人が、起業しない だけで、チャレンジしてみたら何とかなることも多いんです。
私自身、大きな失敗はなかったですね。例えば、「これだけのお金で広告の代行をお願いします」と依頼して、しばらく経ってから「広告失敗しました」なんて連絡があったり しました。制作会社にお願いをして、頭にあったものとは全く違う物が出来あがったと か。でも、すべて講演のネタになっていますし、たくさん使わせてもらいました。十分に 元が取れているんじゃないかと買って思います。 そもそも、今のような仕事をやっていて命まで取られるってことはありません。立ち直れ ないようなことはなかったですね。とにかくやらなかったことで公開したくないので、常 にやってみるようにしています。
「メルマガコンサルタント」というジャンルを作れたことです。今、「メルマガコンサ ルタントって知っていますか?」と聞かれたら、たぶん私の名前が出てくるでしょう。そ して、もう一つは「ビジネスメール」というカテゴリーを作れたことです。ビジネスメ ールの商標は当社が有していますし、ビジネスメールの専門企業として日本一だと言われ ています。このように、特化したジャンル2つで旗を立てられたのは大成功ですね。代わ りがいない、そんな会社でありたいです。
基本をしっかり身につけること。そして、相手に対する気づかいを盛り込むこと。この 2つがとっても重要です。基本的なルールは、相手の名前をしっかり書く。挨拶をする。 名乗る。読みやすく書く。署名をしっかりつける。この様にシンプルなものばかりです。 交通ルールのように理解は簡単だけど、実践していないと大けがをするのがビジネスメ ールです。まずはルールの書いている本をしっかり読む。そしてそれをマネすること。こ こからすべてが始まります。 そして相手への気づかいは、対面のコミュニケーションのように相手に思いを馳せること です。「こうやったら、答えやすいかなぁ。こう書いたら読みやすいかな。」誤解させな いためにはどうしたらいいかなぁ。とにかく相手がどう思うかを最優先に考え続けるので す。 この2つのルールがしっかりわかっていると、メールで困ることはないですよ。
読者獲得の基本は3つだけです。「お金をかける」「手間をかける」「工夫をする」し かなんです。読者が集まらないのは、名刺にメルマガの情報を記入していなかったり、会 った人に対してメルマガを登録して下さいねといった一言を添えることをしていないから だと思います。楽して読者を集めようというのは簡単ではないです。正直難しいことで す。 あとは続けるという強い信念。続けていると見てくれている人は見てくれているんで す。1つのテーマを決めて続けることは大切です。人の頭の中にどう入り込むのか。ブラ ンドとして認知してもら雲霞、そして認知された後にどう記憶をつよくしていくのか。そ れらを考えて行動するべきです。例えばラーメンのことを話していると、この人はラ ーメン好きなんだなという情報が残ります。相手がどう記憶するか、理解するかというこ とを考えなければいけないです。だからこそ、言葉を選んで話すことを意識します。認知 をどうコントロールするのか、考えながら情報を出してみてください。