私の仕事は人を応援する仕事です。
レゾンデートルコーチング / 日座育史
築地魚市場株式会社にて営業職、富士通にてユーザーサポートおよび新人教育担当、米国公立高校にて日本語講師、 IT系ベンチャー企業にて営業職、研修会社にて研修企画・研修講師・媒体制作ディレクターなどを経て、独立。
和光大学の岸田秀の本が私にとって衝撃的でした。それがキッカケです。
岸田秀は精神分析の専門家で、人間の精神、自我を研究している人です。私自身、子供時代に、自分って誰なんだろうとよく考えていて、自我が不安だったんです。中学生まではかなり優等生だったのですが(笑)、高校になって学校の勉強がアホらしくなりまして、自分がグラグラしちゃったんですね。そして、そういう高校生活を過ごして、大学全部落ちて、浪人しちゃたんです。浪人している時に、岸田秀の本に出会い納得したんです。「なんで自分は苦しかったのか?」「なんで父親との関係がこうなのか?」など。解決までには至らなかったが、理由が分かったんです。そこで岸田先生の下で勉強しようと思いました。
社会人との繋がりを持つことですね。大学時代は、私にとって一安心した時代でした。大学に入って彼女もできて、落ち着いて、また議論とかゼミ、マージャンをひたすらやっていました。今、考えると自分の身内半径10m以内でやっている感じでしたが楽しかったですね。ただ、社会との接点はあまりなかったですね。なので、社会人との繋がりを持っておけば良かったと感じています。あと、英語の勉強ですね。
就職活動を始めた時に、社会を知りたいと思いました。今、考えると何の会社でも良かったのですが、当時の私には築地という世界が魅力的に思えました。築地の怖いオヤジに理由もなくガンとやられたりとか、そういう有無を言わせない理不尽な世界。そういう世界に身を置いて、社会ってどうなんだろうと肌で感じたかったのです。
底辺の世界を知れたことですね。不法労働者とか、盗みを働く人に出会って、そういう世界を知れたのがいい経験となっています。当時はイヤでしたけど、人間の醜い部分を知れたことが良かったです。