M&R Partners Pte. Ltd. Managing Director 三方麻琴シ…
M&R Partners Pte. Ltd. Managing Director / 三方麻琴
シンガポールと日本で資産運用の教育活動を行っており、 すでに1,000名を超える日本人に対して資産運用の教育を行う。
難しいという印象を持たれがちな「資産運用」に対して、 わからなくて挫折してしまうことが一番の悪だと考え、 誰よりも「わかりやすく」伝えることを信条とする。
実際にその指導は「日本一わかりやすい」と評判で、 指導を受けた中で多くの方が、 初心者の状態から個人投資家としての第一歩を踏み出し、 将来のための資産を堅実に形成している。
現在の主な事業内容を、教えてください。
現在は、日本とシンガポールで主に資産運用の教育事業を行っています。具体的には、「この商品が良いですよ」といったものではなく、資産運用に必要な知識を体系的に教えています。この事業の目的は、資産運用の知識の普及、自分で考えて資産運用ができる人材の育成です。日本の金融リテラシー、簡単に言うと、お金に関する教養の低さというものを今でも強く感じています。ですので、その底上げをする一助になるような事業にしていきたいと考えています。
その事業展開の一つとして、『Money Management Club』(通称:MMC、三方塾)という塾があります。そこでは、「資産運用」・「お金の本質」・「ビジネス」について基礎からしっかり学び、“自分の力で人生を生き抜く力”を付けていくことを目的としています。MMCでは「わかりやすさ」と「サポート」と「仲間作り」に徹底的にこだわっていて、それらを達成するために、図解中心のわかりやすいテキスト、メール・スカイプなどを使ったサポート、専用SNS・懇親会・海外視察ツアーといった交流と学びの場作りなどを盛り込んでいます。
三方さんのセミナーについて、教えてください。
資産運用の教育活動を行っている人は、私以外にもたくさんいらっしゃいます。ですので、私はとにかく「わかりやすく教える」ということを特に意識してセミナーを含めた教育活動を行っています。金融の世界の言葉は、どうしても馴染みが薄く、難しいものが多くなりがちです。言葉がわからないと、資産運用そのものが難しいと誤解されてしまうケースが多くあると思っています。そのため、できるだけ言葉の説明を丁寧に行い、具体例を出しながら、理解度が高まるように常に注意しています。
セミナーは受講生のレベルに応じて様々なテーマで行っていますが、例えば、これから資産運用を行おうという初心者の方向けのセミナーでは、「資産運用の必要性」、「正しい資産運用を行うためのポイント」などをできるだけわかりやすく丁寧にお伝えし、資産運用を始める手ほどきになるような内容で行っています。
また、私の資産運用教育活動は、資産運用のできる仲間づくりの一貫でもあります。教育もそうですが、そこからさらにエース級の能力の高い者が出てきてくれれば良いなと思っています。私自身も資産運用をしているので、良い投資情報が多ければ多いほうがいいんです。ですので、セミナーの中では、そのような情報の取り方も教えていきます。もちろん、資産運用を始める前の基礎的なことから、海外や国内の資産運用も含め、そのような基礎的なこともしっかり教えていきます。結果的には、自分で考えて自分で資産を運用できる人材を作りたいと思っているんです。資産運用って、「投資」というリスクの高いイメージがあると思いますが、私が教えていることは、「投資」というよりも資産を作っていく「資産形成」という感じです。資産の守り方やリスクの管理が重要なので、わたしはリスクについて、いつも強く言っています。仕組みをわからないで資産運用を始めてしまう人も多いので、仕組みが分からないものに投資することが、どれだけ危ないのかを知って欲しいですし、それについてもしっかり伝えるようにしています。
プライベートと仕事について、どう考えていらっしゃいますか。
プライベートと仕事で境目はほとんどないですね。昔はその境目がもっと強くあったように思いますが、今はビジネス自体が自分のやりたいことと直結しているからかもしれません。資産運用教育という仕事も、自分が成し遂げたいこと、やりたいことの一つですし、プライベートな時間も同様です。プライベートでしか付き合いがなかった人といつの間にか仕事をしていたり、仕事繋がりで出会った人とプライベートで過ごすようになったり・・・最近はそんなことばかりな気がします。
以前はいくつか会社を共同経営し、従業員を抱え、そしてたくさんの失敗をし、今のフリーランスを好む自分があります。今のビジネススタイルでは、ある意味好きな人と取引できますし、クライアントも自分で選べます。もちろんそう居続けることは容易なことではありませんし、自分自身も常に成長していかなければなりませんが、とても気に入っています。良いか悪いかは別として、このビジネススタイルだからこそ、プライベートと仕事の境目がほとんどないのかもしれませんね。