是々非々主義
社会保険労務士法人ジャパン・パーソネル・サポート / 河村 卓
身の丈にあった制度ということですね。
我々は、お客様の会社とは、30、40年という長いお付き合いがあるところもあるので、企業の文化とか考え方まで分かっています。ですから「この会社には こういう制度や使い方がいいだろう」といった提案ができます。そういう意味で言えば、単発で仕事を受注する場合とは違うだろうと思います。 お付き合いをしているなかで、「こんな問題が発生した。」「こういう場合はどうしたらいいの。」といった相談に対して解決策をお示しする。さらに「こうい う制度が必要だ」という提案をして、「じゃあ今度それも導入しようか」という流れを作り出せるということでもあります。長く付き合っていくというのは大変 なことでもありますが、馴れ合いにならないように、そしてサービスを進化させていくようにということを心がけています。
やっぱりお客様に「ありがとう」と言ってもらえるのがいちばんうれしいですね。
それから今はスタッフが増えているので、お客様に「いつも〜さんに良くしてもらっています」とスタッフがほめられるのもうれしいです。 苦労のほうでいうと、人材の定着率と、時間が足りないということですね(笑)。前者のほうでいうと、社会保険労務士の仕事は、試験に受かってからでも一通りの仕事ができるようになるまでには最低3年はかかりますが、その教育が大変です。
JPSスピリッツにありますが、「日本でいちばん信頼される社会保険労務士事務所になる」ことを目指しています。
お客様が、何かあって誰に相談すればよいか分からないときに、JPSの仕事ではなくても相談してもらえるようになることがいちばん理想です。JPSで解決できることは解決して、弁護士の先生に相談すべき仕事なら弁護士事務所に、税理士の先生に任せるべき仕事は税理士事務所に我々が繋ぐのですが、まず最初にJPSに相談してもらえるようになりたいと思っています。 それから長く法人のお客様とお付き合いする上で大切にしているのは、「約束を守る」ということと、「是は是、非は非」、つまり言うべきことはきちんとお 客様に申し上げることです。お客様の中には、「報酬を払っているんだから何でも言うことを聞くだろう」と思って無理を言ってくる人も中にはいますが、それ はお客様の会社のためにならないので、「ダメなものはダメ」というようにしています。