世界中の人全ての最終学歴を、schoo WEB-campusへ変える
株式会社スクー / 森健志郎
1986年生まれ。
2009年大学卒業後、リクルートにて広告営業、リクルートメディアコミュニケーションズにて広告制作 のディレクターを務める。
2011年10月に株式会社スクーを設立。「WEB上の新しい学校のカタチ」をコンセプトに、「新しい学びを提供する」ために、 サービス向上に取り組む。(facebook:http://www.facebook.com/kenshiro1014)
schoo WEB-campusは、文字通りWEB上の学校です。WEBで生放送授業を無料で開講し、受講者同士で意見交換できたり、ユーザー同士がコミュニケーションを取り合いながら実際の学校のように、「そこに人がいる感覚」で学ぶ事ができる、新しい形の教育系動画配信サービスを提供しています。
これまでのe-ラーニング等に代表される動画配信サービスとの違いは、「ユーザー対サービス」という構成ではなく、「参加している人全員で学びの体験を共有する」という点です。授業を見るだけで終わらせず、考えたことや感じたことを他の受講者とシェアし、受講者により深い学びを得て頂きます。
世の中の全ての社会人から「卒業」を無くしたいという思いを込めて、会社名もschoolの終わりの”L”を取ってschooとしました。
もともと起業志向があったわけではありませんでした。前職時代に、サービスのアイデアを思いついたのですが、その時に周りの方々からの後押しがあったことが大きかったですね。今のメンバーの多くがはじめはボランティアで手伝ってくれていたり、講師として様々な人達が参加して下さったということが覚悟の決め手になりました。あと、私が何か面白いと思うことがあったらすぐに行動する性格だからだというのも大きな要因だと思います。自分のやりたいこと、作りたい未来に正直になった結果が起業だったのではないでしょうか。
その「直感」のようなものを、僕は「心の心電図」と呼んでいるのですが、自分がやりたいなと思うことに心が「ピクッ!」って反応する瞬間があると思うんです。その反応したという事実を大事にしたいと思っています。あとは、それに熱中するだけです。ある意味、わがままになってでもそれが実現するまでやり抜こうと思っています。
実は、「教育を変えるにはどうすればよいか」というところから思考をはじめませんでした。もちろん、教育や学びの領域には変革が求められていると思いますし、schoo WEB-campusで一石を投じることができればと思っていますが、あくまで今やっているschoo WEB-campusをスタートしたきっかけは、「WEB上に学校が出来れば、面白そうだ」と感じたからというのが素直な動機です。
大きく変わったところが2点あります。1点目は、今までPCでしか授業を受講できなかったのが、スマートフォンやiPadなど、タブレット端末まで、ほとんどすべてのデバイスで授業が受けられるようになったということです。ユーザーの皆様から頂いた声の中には、会社をこっそり抜けて近くの喫茶店でPCを開いて受講していただいていた方もいらっしゃいました。今回のリニューアルで、環境を選ばず、もっとたくさんの人が授業を受けられる体勢になりました。
もうひとつの大きな変化が、「授業の録画放送」に対応したという点です。今までは生中継のみで、より対話性を持ってその場所での同期を中心に設計してきました。これからは録画放送でも「擬似同期」として、あたかも同時に大勢の人が参加しているような環境を創り出します。「擬似同期」って何となくイメージできますか?