「How wonderful !」
株式会社リンケイジア / 金 相集
私は、現在たまたま代表を務めているだけで、メンバーのみんなと何も変わらないと思っています。ピラミッド構造の組織が嫌いで、フラットな組織を目指していきたいと思っています。フラットな組織なので、掃除はもちろんみんなでやりますし、タイミングが来たときには代表という立場から組織を支える役目に回りたいとも考えています。
また、私たちはマンモス企業を目指していません。お互いの顔と名前を覚えられるような人数を保っていきたいです。さらに、メンバーがやりたいこと、夢や目標を見つけられるような企業風土にしたいと思いますし、夢や目標を見つけたメンバーをみんなで応援できるような人間関係の組織にしたいと思います。
起業というより、まずは夢や希望を持って欲しいです。自分の目標をスラスラ言える高校生は少ないように感じます。目標がないからどうやって大学を選べばいいか分からない。なので、偏差値が大学を選択するための唯一の判断基準になってしまいます。
高校生が夢を持つためには企業がもっとオープンになって学生に仕事について伝えていく事が必要です。その為にそれらを伝えるコミュニティを作らなくてはいけませんし、みんなで考えていかなければならないと思います。
「自分はいつ起業するのか」という具体的な時期を目標として持ち、その時期から逆算して毎日を生きてください。私の持論になりますが、会社を経営するためには、最初に「How wonderful !」、それがどれだけ面白いことなのかを考えます。そして次にそれをどう実現させるのか「How to ?」を考えます。「How money.」、どうやって儲けるかはその後、最後に考えるべきなのです。そうして得た利益は自分達、家族のために分配し、余りを社会に還元します。
この順番を間違えてはいけません。よく「How money.」から考える人がいますがそれではすぐに方向性を見失ってしまいます。きちんと順序良く、いつも「How wonderful !」から考えていれば、失敗しない原動力になると確信しています。