本と出会う、本を読む、読む人と繋がる。
株式会社SpinningWorks 代表取締役 / 白形洋一
会社で使うシステムを開発する会社で、そのシステムの導入コンサルティングをしていました。大学では工学部機械科だったので、メーカーの技術者として就職するのが王道で、ソフトウェア関係という仕事は普通とは少し違う道でした。
僕の支社では先輩や上司が手取り足取り丁寧に教えてくれるという余裕があまりなく、初めから自分の頭で考えてやらなければなりませんでした。すごく大変でしたが、自分の頭で考える能力、分野外の仕事も経験することができ、オールマイティに対応する能力も身につけることが出来ました。
社会人一年目の長期休みで行ったインド旅行は印象的でした。
元々僕は海外に行くことが好きで、大学生のころもよくバックパックをしていました。航空券だけ買って、あとは現地で。入国する町と出国する町だけ決めて、後は自由。様々な想定外の出来事も起こります。
インドの時ももちろんそうでした。何と初日は野宿(笑)、さらには帰国した空港の検査で一緒に行った友人のコレラ感染が発覚。僕も検査ということで隔離されました。これはインパクトありましたね。
学生の間に海外に出る経験はしておいた方がいいと思います。海外留学や旅行、旅行もバックパックのような現地と触れ合う出会いがある旅がいいです。お金をかけたリゾートへの旅行なんて、歳取ってからいくらでも行けます。今じゃないと行けない場所、経験出来ないことがあるのではないでしょうか?
学生にはお金は無いけど時間はあります。社会人になるとお金はあるけど時間が無くなります。学生の間に時間をどのように使うかが社会に出るときのスタートラインの差、活躍出来るか否かの差になると思います。
高校三年間全然勉強しませんでしたよ。ある試験の日に英語だと思って行ったら数学だったとか。答案用紙には一生懸命回答したけど、二割しか埋めてないヤツより低い点だったり(笑)
でもこだわるところはこだわる性格でした。数学と物理はすごく勉強していました。大学も院まで行きました。
でも勉強が好きというわけではないです(笑)
仲間ですね。僕はアイデアは湧くんですけど作れないんです。
はじめは自分でプログラミングの勉強もしていました。iPhoneが発売されたときにもサンプルプログラムの計算機アプリを作り、それを元に割り勘の機能を追加した計算機のアプリを作るところまではやったんです。でも、「こんなもの作りたい」というアイデアがどんどん湧く一方、作るスピードは遅い。更に作っている間に、他の人が作ってしまうんです。
このような経験もあり、自分と違うことが出来る仲間の存在にはすごく感謝しています。起業を志している方は自分にない才能を持った知り合いをたくさん作っておくといいと思います。