ロゴマーク業界初!【無料提案】をはじめた会社。
株式会社ビズアップ / 津久井将信
ものすごく簡単に言えば、ラーメン屋ですね。「あっちの店より、こっちの店が美味しい」や「俺はこっちがほうが美味しい」というのは、だいたい主観が入るんですね。主観が入るという事は、「 差」でしかないということなんです。そこでつけ麺が入ったら、明らかにラーメン屋とは違う戦力を持っていますね。それで目立てるんです。
私の大学時代の例を上げると、私はあるゼミを取っていたんです。就職活動の時にそのゼミの先生から「お前だけ、大手の都市銀行ならどこでも入れてやる」と言ってもらえたんです。そのゼミの先生は普通の学生が選ばない先生でした。そして、人気がないゼミだったので、学生はあまりまじめに受けなかったんですね。そこで私はまじめに受けたので、目立ち、良い結果を掴むことができたんです。
そうですね。ポジショニングなんです。ただ、先程「差」ではなくて「違い」を出さないといけないと言いましたが、やはり差をつける努力をすること、自分の質を上げるための自分磨きも大事なんです。まったくしなくていいということではありません。私の意見ではポジショニングに7割、自分を磨くのに3割ぐらいでいいと思います。自分を磨くことに10割使っても、存在感の出し方を知らないとほとんど意味がないと思います。逆に、ポジショニングに10割使って自分を磨かなければ、ポジショニングを高める事は期待値を上げる事にも繋がるので、そこで商売ならクレームに繋がったり、人の信頼を失う可能性があります。
自分のスペックは磨かなければいけないけど、左右するのはそれだけではないよということです。
成熟した時に出てきても、それは「差」でしかないんです。やはり、一番に言ったもん勝ちというのはあります。市場でも、人でも、商品でも飽和してきたら、新しい切り口が求められるんです。なので、飽和しているものは逆にチャンスなんですね。例えば「ノマド」が飽和してきた時に、まったく違う切り口の働き方を提案できる人間が、次のブランド人になれると思います。タイミングなんですね。
ロゴの役割は「イメージ」を司り、すべてのビジュアルのキーになるものだと思います。なので、私は「ビジュアルコンパス」という名前をつけました。ロゴがあることで、ホームページや名刺のデザインを決める時に、それを軸に判断できるんですね。そこに信念や、理念を込めたりするんです。つまり「軸」ですね。
イメージの軸でいうと、身なりや喋り方ですね。私の目標は「社長に見えない社長になる」ことなんです。要するに、「普通みたいなのに会社やっているの?バンドやって、CD出したの?空手2段なの??」って言われること。これが自分のイメージの軸ですね。やはりギャップは意識しています。
今の軸をつくることができたのも、常に自分のコンプレックに向き合うことができたからだと思います。