会いたい人には会える!
株式会社ookami/尾形 太陽
それをみつけられたっていうのは大きいかもしれないですね。孫正義さんも「登る山を決めろ。登る山を決めたら半分勝ちだ」ということを言っています。僕は自分の好きなことをやりたいから実業家になりたいと思っています。「自分の好きなことはなんだろう」とか、「一番愛着を持って人生をかけられることってなんだろう」と考えた時に思い浮かんだのがスポーツでした。スポーツビジネスという山を登ると決意したのは20歳ぐらいです。
恩返しをしたかったからです。僕も学生の頃写真を撮ることや動物も好きだったんですが、写真界や動物界にはお世話になってなくて、でもスポーツ界にはお世話になっていました。事業をやると考えているのであれば、「好きなことをやる」ということと、あとは「社会のためになるのか」とか「世の中のためになるのか」ということをもう1つの軸として入れてみたらいいと思います。
それは絶対に動くしかないです、呼ばれたところにどこでも行くとか。(笑) なんでもいいんですけどとにかく動くということ。僕は海外に行くというアクションや大人達のいる世界に入るというアクションをしました。 何かをしようとするとちゃんとした理由がないと周りに認めてもらえない空気が世の中にはあると思います。でも、本当にやりたい事の理由はシンプルに「好きだから」「やりたいから」でいいと思うんです。なのでなんでも気になったことに対して動いて欲しいですね。
方法は2つあります。そもそも本当に乗り越えないといけない相手だったら思いをぶつけるしかないです。なんで好きなことやるのとかなんでそれが好きなのとかには、僕は理由付けがいらないと思っています。なので本当に乗り越えるべき相手なら、中途半端ではない強い思いをぶつけるしかないです。 もう1つは、乗り越える必要がなければ無視する。同じ思いを共有できる人は必ずいるのでそっちに行く。環境を自分で選択します。
僕たちはサービスを作るまでに時間がかかったので、サービスに関してお客さんや他のストックホルダーからのフィードバックがきて、といった困難はこれからあると思います。 起業したことに対する僕が抱えている一番の困難は「自分を追い込むのが難しい」ということです。僕が何もやらなかったら何も進まないんですよ。僕たちは自分たちで追い込まれる環境を作らないと成長しないので、自分に対してもチームに対しても適度な緊張感・危機感をつくっていくのが難しいです。