プログラミングは人生を変える
株式会社Progate/加藤將倫・村井謙太
村井さん
「起業は苦しみ9割、楽しみ1割。」という話がよくあると思いますが、起業するまでは苦しみ9割の意味がよくわかりませんでした。実際に起業してみると、本当に苦しみは9割くらいだと思いました。起業すると、いろいろな種類の悩みを抱えることになります。あらゆる意思決定を自分たちでしなくてはなりませんし、どこで妥協しようとも、どこまで頑張ろうとも、すべては自分たち次第です。特に一番苦しいのは自分との戦いだと思っています。起業は、自分の弱さが露呈する環境で、誰かに評価されるわけでも、受験や試験があってそこに照準を合わせるわけでもありません。いつ寝てもいいですし、何時に起きてもいいですし、誰と会っても会わなくても、すべてが自分次第なんです。自分の価値観というか、アイデンティティーが揺らぐ環境だと思います。
起業するまでも、友達関係がどうのこうのだとか、テストめんどくさいなとか、小さい悩みはもちろんありましたが、起業してからは、自分の存在理由を問うたりしていました。しかも答えは見つからないので、とても苦しいです。これは起業しないと経験できないことだと思います。
加藤さん
「何故自分はこの会社を経営しているのだろう」「何故自分はこんなに苦しい思いをしてまで、事業を続けているのだろう」と疑問に思う時があります。「この事業をやめて違うことをしたほうがいいんじゃないか」と考えた時に、自分の将来や生き方や存在理由まで考え出すことになります。苦しみがあるからこそ、「自分が今、この事業をやっていることは正しい」という確信が欲しいですし、だからこそ自分の存在している理由などを探すのですが、見つかりません。分からないから、毎回その度に自分を納得させては、それが揺らいでまた不安になり、また考えるというサイクルに陥ります。
加藤さん
村井さん
よかったですね。
加藤さん
起業した経験自体もよかったと思いますし、その経験を今後どう生かすかという時に、経験がある場合とない場合で、人生が変わっていたと思っています。起業していなかったら、自分の人生について深く考えることなんて、そんなになかったと思います。それができているということだけでも、起業してよかったと思いますし、今後さらに悩みが増えても、それをなんとか耐えながら、いい経験に変えていきたいと思います。
加藤さん
僕たちは、Progateを通じて、一人一人の人生を変えるサービスを提供したいと考えています。人生を変えるという意味で、プログラミングはとてもいい武器だと思います。その武器を身につけるための一つのサービスとして、Progateは世界一を目指していくので、プログラミングに少しでも興味がある方は、ぜひ一度Progateを使ってみてください!
村井さん
暗い部分ばかり話してしまいましたが、苦しくても人生で見えていない部分が見えるようになりましたし、仲間と悩みなどを解決していって、お互いに信頼しあって一緒に何かを目指すのは起業の他では絶対にできない経験です。「苦しみ9割楽しみ1割」の1割の部分がとても大きくて、これだけ苦しむからこそ、結果を出した時はとても嬉しいですし、苦しみを味わってでも体験すべき価値があると思います。
ぜひ今起業を考えている方は、最初は軽いノリでもいいので何かしら行動してみるのがいいです。僕も最初は少し背伸びしてでも、とりあえず起業してみたいと思い行動してみたところから、「ゼロワン」の立ち上げや、「Progate」に繋がったのだと思っています。