自分なりの「オリジナリティ」を常に思考しよう!
サイバーソリューションズ株式会社 代表取締役社長 / 秋田 健太郎
1967年、愛知県生まれ。
オービックを経て、D&Bテクノロジーアジア(現スーパーストリーム(株))に入社し、
ERPパッケージの「Super Stream」の立ち上げに関わる。
1998年からナレッジマネジメントに関するビジネスをスタートさせる準備を行い、
2000年1月にサイバーソリューションズを設立し現在に至る。
当社は、企業向けのメッセージングシステム、いわゆるメールシステムを企画・開発・販売サポートをしています。パッケージシステムとしてオンプレミス型で提供したり、最近ではクラウド型システムと呼ばれる形で、我々がすべてをご用意し、お客さまにサービス提供するという形でも展開しています。
所謂マジメな学生ではありませんでした。大学もあまり行ってなかったですね(笑)。アルバイトに明け暮れて、そこで稼いだお金を交友関係に使っていました。それでも一応サークル活動はしていましたよ。でも、今の学生はまじめな人が多いですよね。そういう意味では、僕は決してお手本になるような学生ではありませんね。学生時代は非常に過酷なアルバイトを沢山経験していました。とにかくよく働きよく遊ぶ学生でした。
いろいろやりましたよ。人里離れた山の中に墓地を作ったり、地下鉄工事をしたり、特に一番長く続けたのはトラック運転手でした。また、そういう過酷な肉体労働だけでなく、ビデオレンタル屋やBARなどでも働いたりもしました。色々な種類のアルバイトをやることで、仕事への耐久性については非常に高い学生でしたね。でも、そうやって仕事ばかりやっていたにもかかわらず、大学におけるネットワークはかなり幅広く持っていた気がします。みんな学校に来ない僕に授業内容を教えてくれたり、テストの時にも助けてくれたんです。友達がいなかったら100%卒業できなかったですね(笑)。
中学を卒業して、高校に入って以来、親からお小遣いを1円も貰ったことがありませんでした。高校時代から、『遊びたかったら働け』ということで、高校1年のときからアルバイトをしていました。常時ではなく、「夏休み稼いで冬休み遊ぶ、冬休み稼いで春休み遊ぶ」みたいな感じです。まぁ貧しい家だったので(笑)。そういうことがあって、働くことに関して抵抗感は全くなかったですね。辛い仕事をたくさん経験してきたので、社会人になるにあたって、こんなにきつい仕事はないだろうと思っていましたし、誰にも負けない耐久性を培ってきた自信はありました。
そうですね、僕はそうした経験によって、年上の方とのコミュニケーション能力も同年代の人と比べると、比較的長けていたと思います。超生意気でしたが、可愛がって頂けたし、言い方悪いですが、うまく利用する術なども自然と身につきました。上手く先輩から学び取っていましたよ。 アルバイトをしている中ですごく辛い経験はありましたか? そうですね・・・真夏の炎天下の中、お墓を作っているときかな。ベテランの職人さん達が、バタバタと倒れていく中で若い自分が耐え切ったんです。あとは、地下鉄工事かな。30年前の地下鉄って結構危ないところだったんですよ。蒸し暑い暗闇と爆音の中で、掘り出した土を運んでいたのですが、1日目でここで死ぬかも!?と思いました。
いやいや、偉そうな現場監督と大喧嘩して2日でやめました。「やってられるか!」ってヘルメット叩きつけてね(笑)。
それは最短記録で、基本的には長めにやっていました。1番面白かったのは、右翼の団体の方が仕切っている港湾の仕事があって、その方の家に住み込んで港で貨物の運搬をしていました。寝ている間に夜な夜な団体の方が集会をやっていたりしましたよ(笑)。 半年間くらいそこで働いていたかな、最後は親から捜索願い出るところでしたね、行方不明で。ただ、港には沢山の外国人もいて、色んな人種の人がいるから結構面白かったですよ。
もはや才能ですね!遊びたいから働いていましたし、あまり仕事内容に拘りはなかったですね。どんな仕事でもできると思っていましたが、ただおしゃれな仕事だけは得意ではなかったかも。僕の中で1番おしゃれな仕事って某ドーナツ屋だった気がします。それでも、半年は続けましたけど・・・。それぞれの職場で色々な人がいますよね。そこでその色々な人に対応するコミュニケーション能力を培ってきました。そういえば、比較的若い人と仕事するのは少なかったかもしれません。今思えばそのドーナッツ屋くらいでしたから(笑)。
いや関係ないんじゃないの。働くことは大切なことだとは思いますが、皆さんは大学生ですから、勉強が本分だと思いますよ。それでも、採用で皆さんのお話聞くと、みんな大学行きながらアルバイトも頑張っていますよね。働かなくてもやっていけるなら越したことはないけれど、仕事で得られるものって報酬だけではないんですよ。他にも“コミュニケーション能力”、“人間力”を高められるのもひとつの報酬ですし、仕事をやるってことに対しての“やりがい”を感じることとかもですね。お金を稼ぐことが目的ですけど、一生懸命働くことで得られることって、勉強では得られないこともあります。やらないよりはやったほうが良いと思いますよ。ただ、社会に入れば、ゆくゆく分かることですから、遅いか早いかだけの違いです。