起業家インタビューのthe Entrepreneur(アントレプレナー)インターンの大学生が起業家へ取材！

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2015.07.04

世界中の女子を可愛くする

ロケットベンチャー株式会社代表取締役 / 龍川誠

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【世界中の女子を可愛くする】

採用するときに心がけていることはありますか？

　誠実であるかどうか、これが一番大切です。採用時点での能力的な部分は努力次第でどうとでもなりますし、そもそもスキルは会社が伸ばすものだと考えています。ただ、人間性の部分はなかなか変えられないので、一緒に仕事をする上では誠実さを重視します。

龍川さんは学生起業をされていますが、社会人の起業と比較し、学生起業についてどう思いますか？

　どんどん起業するといいと思います。たとえ失敗したとしても、大きな借り入れをしない限りそれほどリスクはないですし、むしろ失敗した分だけ成功の確率は高まります。もちろん簡単にいかないことも多いと思いますが、何があっても”絶対に成功する！”という信念を持って挑んでいけば、いつか必ず道は拓けるはずです。

大学生時代にやっておけば良かったことはありますか？

　友達は多すぎて困ることはありません。知り合い程度ではなく、親密にコミュニケーションをとる友達を男女ともにたくさん作って、関係を継続しておくといいと思います。人脈というのは、LINEやFacebookの友達の人数ではなく、”今夜ごはん食べようよ”と電話して実際に来てくれるような人のことです。優秀な友達だとなお良いです。実際、僕も学生時代にできた友達が今も協力してくれたり、助けてくれます。

日本から世界的なスタートアップが出てくるにはどういう環境が必要だと思いますか？

　まずは、とにかく起業家の母数が必要だと思います。その中から成功者が多く生まれれば、成功した人に憧れて起業する人が増え、さらなる投資が生まれる。優秀な起業家が世界中からたくさん集まるシリコンバレーでは、そのサイクルというかエコシステムが確立されています。
　また、サービスを伸ばすためには、起業家を支えるメンターの存在も必要不可欠です。僕たちは創業当初から、伊藤健吾氏率いるGenuine Startupsのサポートを受け、多くの実践的なアドバイスをいただき、さらに困難なときには親身になって全力で支えてもらいました。資金面も含め、起業するならこのような投資家の助けを借りることをお勧めします。

龍川氏にとって起業の魅力とは何ですか？

　あらゆる職業の中で、起業家は世の中をより良くできる限られた職業の１つだと思います。たった一人の想いが世界を変える可能性を秘めている点が、起業の一番の魅力です。特にやる気のある学生こそ起業してほしいです。
　もしくは、すぐに学生起業するのではなく、一度ベンチャーで働く経験を積むのも良いと思います。急成長している環境に身を置く事で、しっかり商売の考え方が身に付きますし、なにより自分自身が一緒に成長できますから。実際、国内で成功している起業家は、大手企業などでキャリアを積んでいる方も多いと思います。

最後に、the Entrepreneurの読者へメッセージをお願いします。

　起業するしないに関わらず、大きなビジョンを明確に大きく描いてほしいです。自分が何をしたいか、何を成し遂げたいか、自分が30歳、40歳になったときどうなっていたいか、どんな事業がしたいか…。目指す世界から逆算していくことが大切です。Aをしたいから、その前にはBが必要で、Bをするためには、CとDが必要ということを考えていくと、今やるべきことが見えてくるはずです。僕らもアジアNo.1の女性メディアになるべく、引き続き全力で突き進んでいきます！