月間600万PVのメディア運営者が語る、全方位型の幸福追求とは?
株式会社サクメディア / 代表取締役社長 林征夫
大学3年生の冬にカリフォルニアで3ヶ月ホームステイをしました。4月に帰った頃には、周りの仲間は就職活動に専念していて、内定も決まっている者もいて正直焦りました。遊ぶことに夢中で自分の将来に目を背け、就職活動にいまいち力が入りませんでした。
大企業系列のメーカーに入って、海外の営業の配属に決まりました。3ヶ月に1回くらい、海外出張をして、取引先の外国人に営業をしました。この仕事は本当に楽しかったですね。国内では役職のない若造の営業マンなんかあまり相手にしてくれないこともあるかと思いますが、海の向こうからはるばるやってきたということで、夕食だとかそれなりにもてなしてくれたりするんです(笑)。また、出会う方々は複数カ国語を話せる優秀な商社マンが多く、一緒に仕事していて相当刺激になりました。
大学生の話に戻りますが、ゼロからサークルを立ち上げたことは自信に繋がっています。あれだけ集客することができたのだから、「自分にはもっと色々なことができるんじゃないか」と。また、仕事で海外での営業先で会う優秀な方々への憧れも強く、「自分もまだまだできるはず」と思い、脱サラしました。仕事上でシステムエンジニアと交流する機会も多く、プログラムの世界には興味ありました。当時流行の「Webサイト制作」くらいなら自分でもできそうかなと思ってその道に進むと決心し、まずは起業前にWEBデザインスクールに通うことから始めました。
私は思い立ったら即チャレンジしないと気が済まないタイプです。起業をするときも「とりあえずやってみよう」と思って、人を雇わずに始めてしまったんです。そのため、人を集めるのはかなり大変でしたね。なかなか最初は集められないから、自分が何でも屋として、全ての業務をやらなければなりませんでした。