お祝い事のプラットフォームを創る起業家
株式会社FLASHPARK 代表取締役 / 高橋優貴
長期的に成功し続けるためにも、最初は「目の前の小さいクライアントの満足度をあげる」ということに専念した方が良いです。
起業家として駆け出しの時期ほど売上を伸ばすことに意識が偏りがちです。大企業との契約を取れれば、一気に会社を成長させるチャンスですし、何となく安心感も生まれますよね。でも、まずは目の前のクライアントに「お得意様」になっていただけるように「満足度を上げる」というのが大事です。会社を長く経営するためには、1社でも2社でも少なくてもいいのでまずは自社のお得様になって頂いておくことが、安定した長期経営には必要不可欠なのだと感じています。
まわりに惑わされるなと言いたいです。
大多数がやっていることが正しいとは限らないです。自分が起業した時、友達はみんな就活をしていて、大企業に内定をもらうと勝ちみたいな空気がありました。起業でも就職でもいいと思いますが、「その企業に誰がいて、そこで何をしたいのかをちゃんと考えろ」とアドバイスしたいです。会社名で選ぶのではなく、その企業で働いている人にフォーカスを当てるのがいいのではないでしょうか。
なるべくアルバイトやインターンで企業に入り、人を知る機会をつくりましょう。希望企業に限らず、インターンは絶対に経験しておいた方が良いとも思います。
あります。社会人になって重要になるスキルが4つありますので、4つの内いずれかの経験を積めるインターンを選ぶべきです。
4つのスキルとは、①営業力 ②プログラミング能力 ③プレゼン力 ④英語力のことです。
この4つのスキルと自分の適性について考えならがインターン先を選ぶと良いでしょう。
問題解決力の高い人材ですね。ベンチャーは次から次へと課題が出てきますので、どんどんハードルを超えて成長する意欲の強い人材がほしいです。
例えば、やったこともないのに「いきなり新事業立ち上げて」とか「海外で売上作ってね」とか言われても、すぐにやる気になれる人が欲しいです。ベンチャーはそういう無茶振りがかなり多いですので、教えてもらわないと何も出来ない人はなかなか成長できないのかなと思います。
問題解決能力を養うには、小さくても良いので成功体験を積むことが大事だと思います。
例えば、営業なら一つ目の契約をとることが大事です。その体験をすることで、次は10件の契約をとれるようになります。契約の取り方が分かると、人に教えることができるようになります。そうやって人は大きく成長していきます。まずは小さな成功体験を積み重ねていきましょう。だんだんと大きな課題を解決できるようになります。
まずはバースデープレスを「お祝い事を探すならバースデープレス」と言われるような存在に成長させることです。お祝いのプラットフォームとしての認知度を高めていきたいですね。
フラッシュパークは私がもともとFlashが好きで作った会社で、Flashの良いところは見た目の良いリッチなコンテンツを実現できることです。もちろんFlashでなくてもリッチなコンテンツが作れれば他の言語でも良いと思っていますが、長期的には自分の作ったコンテンツでバースデープレスの世界観を世界中に広めていきたいです。
起業の大変さは身にしみて感じていますので、「楽しいから起業しようぜ!」とは口が裂けても言えないです。苦しくてもやり抜きたいことがあるのであれば、すぐに起業すれば良いと思います。必死にやっていれば、応援してくれる人が必ず現れるものです。
自分の場合は「楽しそう」だから起業したのですが、「楽しそう」という理由で起業しても、苦しくなるとすぐに方向性がブレてしまいます。自身の方向性がブレなくなり成果に対するコミットをとても意識するようになったのは、フラッシュパークに投資をして頂けるという話を頂いた後でした。投資を受けることで会社経営に対して、より強い責任感をもつようになったのです。将来会社をどうしたいのかを具体的に考えるようになり、ビジョンを実現するためにどうするべきか、今でも日々試行錯誤をしています。
しっかりとした将来像がある会社は、苦しくてもブレずに乗り越えていけるのかなと思います。
「苦しくてもやり抜きたいと思えるビジネス」で起業できると良いですね。
高橋社長、ありがとうございました!
本記事の作成者:佐賀 智之
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