いつでも狩りが出来るか
株式会社アッション 木下 洋平
やはり急成長している市場であることと、もう一つは日本の強みである、アジアに近いという「地の利」を活かせるからです。またそれが今後の日本の発展であり、日本人の活躍につながると思っています。
「世界で活躍する人・企業・サービスを創造する」という理念のもとで事業を展開しています。
日本のみならずアジアにおいても、サービスを利用して満足していただけるお客さんをどんどん増やしていきたいですね。日本における市場の拡大が望めない今、海外へのマーケティングというニーズは増えていきます。その中でウェブマーケティングを担っていきます。
しかし、企業としての規模という点では、社員の数を大々的に増やしていきたいということはないです。会社の理念に心から賛同してくれる方が入ってくれれば十分だと考えています。
「人」です。自分のやっている仕事に対して誇りを持っている、満足しているという状態でないと良い仕事は出来ないと思います。良い仕事が出来なければ、お客さんも満足出来ません。そのようなことの無いように仲間を、時に厳しくもするのですが、大切にすることを忘れないように気をつけています。
やっておけば良かったことなんてたくさんありますよ。例えばもっと勉強しておけば良かったです。特に金融、経済ですね。それから中国に留学もしておけば良かった。そういった意味で、語学はフランス語を取っていたのですが、中国語にしておけば良かったです。
後、アフリカにも行っておけば良かったです。これはアドバイスでもあるのですが、学生のうちに日本を出る経験をしておかなければいけませんね。
今の学生は学生団体でもボランティアでもインターンシップでも、就職活動のためにやっているように思えます。本質は「自分がどんな生き方をしたいか」です。
大学生活というのは四年もあり、その後何十年をどう生きるか考えなければならない時期です。「何となく」過ごしてしまわないために、「20代はこうする、30代はこうする」というロードマップを作ってみてください。
経営者ではファーストリテイリングの柳井社長、楽天の三木谷社長、ソフトバンクの孫社長です。コンサルタントでは大前研一さんも尊敬しています。
ワンマンで自分でどんどん推進していける人はすごいと思います。「実行力」があるんですよね。信念に基づいて、困難に直面してもちゃんとやりきる人を尊敬します。
働き始めの三年から五年は、泥のように働いた方が良いと思います。というのも起業してもきれいごとばかりでは無いんです。大変なことの方が多い。そこのところを自分で噛み砕いて、対処していける力が必要です。
それと僕は、いきなり起業に挑戦するのはおすすめしません。一番良いと思うのはスタートアップベンチャーが大きくなる過程で一緒に働き、自分に足りないことを学べたと思ったら起業するという流れですね。
しかし起業に挑戦しようという勇気ある人たちに頑張ってほしいです。人生楽しくなければいけない。そのために小さくまとまらず、様々な世界を見て、価値観を拡げていってください。