関係者全員の幸福の追求
レバレジーズ株式会社 / 岩槻知秀
ありますね。今さっき言いましたが、初めての仕事経験がスタートアップのベンチャー企業だったんです。そこでの仕事が自分の仕事の基準になっているので、周りから見れば忙しい状況もそうは感じないので、それは役立っていると思います。
また、成功し続ける会社とそうでない会社を知ることが出来たのも良かったです。 インターンしたある会社は、短期的利益に集中しすぎていて、お客様にも社員にも価値が創り出せていませんでした。その時に「まともな会社になるにはちゃんとした理念やビジョンを持たないといけないな」と反面教師的に学びました。
19歳の時にナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」を読んで、そこに書かれている色々な起業家の話に刺激を受け起業を決意していたのですが、先ほどの話にあったように銀行に就職しようと考えていました。なぜ銀行かというと、金融について学びたいと思っていたからです。
僕自身、お金と仕事で苦労した人生を送っていましたので、「お金に困らない社会」というような社会的価値を追求したいと思っていました。そのために金融機関で金融を勉強してから、金融とITを融合させた分野で起業しようと思っていたんです。
そして就職活動の末、一通り内定をもらうことが出来たのですが、結局全部蹴ることになりました。 というのも、内定をもらってから働き始めるまで約一年の時間があったので、個人事業主として事業を始めるんです。その事業が半年で約3000万の利益をあげて、手元に半分ぐらいの現金が残ったので、それを種銭にして卒業と同時に起業しました。
アンドリュー・カーネギーです。彼は全米で1、2を争う資産家でしたが、亡くなる時に、莫大な資産を全て寄付しました。 そういう生き方が格好良いと思うので、遺産として子孫に遺すのではなく、財団か何かを作って理念が引き継がれていくようにするのではないでしょうか。
読みますね。在学中に1000冊ぐらい読みました。今も月20冊読んでいます。
忙しくて読めないと言う人もいると思うのですが、それってセルフイメージの問題なんですよね。読めないと思っている人は読めませんし、読めると思っている人はどれだけ忙しくても読めます。 後、これは感覚的なのですが、本読まずに成功した人はかなり少ないのではないでしょうか。
「なぜ?」と問いかけながら本を読む習慣を持つことで、実際に問題に直面した時に、うまく対処出来る「洞察力」を磨くことが出来ます。
また、問題やその解決法を知識として知ることが出来ます。問題に直面した際に、類似のケースを適用したりしてスムーズに対応出来ます。 こういったところが本を読むべきだと思う理由です。