関係者全員の幸福の追求
レバレジーズ株式会社 / 岩槻知秀
僕はこのことについて「当たり前」だと考えています。むしろこの「win-winの関係」が実現出来ているからこそ、会社は続いていけるんです。逆に、自分だけ勝とうというマインドの会社は、小さくは稼げるかもしれませんが、結局うまくいかない。
大きく長く成功している人、会社というのは、お互い満たすことであったり、社会的に喜ばれる商品、サービスを提供していますし、社員が長く働きたいと思う会社を作っています。基本的にお互い勝つということを追求することが、長い目で見たら会社を存続させることに繋がっているのです。 だから僕自身の考え方として、自分だけが勝つというマインドは無理だと思っていて、常にお互い勝つ関係を考えているので、「関係者全員の幸福追求」というマインドが当然だと感じています。
目的に沿った成果が出たときはいつも嬉しいです。例えばお客さんに感謝される時はもちろん、売上げが上がった時でも、社員の成長でも、そういう目的にプラスに働くものは全て喜びを感じます。
時代を動かす企業になりたいですね。
どういうことかと言うと、よく言われていますが、日本の経済は危機的状況ですよね。日本のGDPは大きく内需に依存しています。内需もまた生産年齢人口(労働力の中核となる15歳以上65歳未満の人口)に比例するところがあります。従って、日本の傾向である生産年齢人口の減少に伴ってGDPも下がっていきます。
これは日本の企業に対して影響がありますし、ということは働いている個人に対しても影響があり、ひいては日本国民が先行きに不安を抱くことに繋がるのではないでしょうか。
このような状況を打破していく会社になりたいと思っています。
具体的には、国内においては変革している分野、伸びている分野に投資をして会社を拡大していきたいと考えています。また、国外に対しては積極的に外需を取り込み、輸出していく会社になりたいと思っています。 戦後のSONYやPanasonicのような会社と言えるかもしれません。
利他的な要素を持った、大きい夢を追いかけてほしいと思います。
もちろんかっこいい車が欲しいとか、そういう欲求と重なっていても良いと思いますが、それだけではなくて、社会的インパクトも同時に追ってほしいですね。
それから「一緒に日本を元気にしていこう」と言いたいです。
私は今の暗い雰囲気を持つ社会を、働いている日本人が期待出来たり、希望が持てる社会にしていきたいと思っていて、やはりそれには若い人の力が必要なんです。若い人に日本に関心を持ってもらって、社会変革に参加してほしい。
例えば政治であっても、人口の多い層に対して働きかけていくので、極端に言えば若い人が搾取されているのが現状です。こういう仕組みを知って、若い人にも政治に関心を持って参加していってもらいたいです。
若い人たちには「新しい次の日本を創っていく」ぐらいに、スケール感大きく考えていってほしいと思います。