若者の応援団長
かい援隊本部 / 新川政信
はい。自分の中にはずっと2つの思いがありました。一つは、「日本の中心組織が頼りにならない、頼りにできない。次から次へと次世代に負担をかけるのはもう限界。その中でも“大量の高齢者の介護”は深刻であり、現代の現役層の方々は大量の高齢者の介護の負担で仕事ができなくなる・自由な時間が無くなるという可能性がある。これは若い方々の未来を奪うことと一緒だ」というもの。もう一つは、「全ての親というものは子供に迷惑や負担をかけたくないと思っているもの。にもかかわらず、社会を見ると大量の高齢者が負担になっている。各家庭で望んでないことが社会で起きるのはおかしい」というものです。 若い頃は理想を形にする手段や自分の能力など様々なことがわからなかったが、この年齢になって「知識、経験、技術、人脈、経済力」を得た。そしてこれからは“時間”も手に入る。これらを活用して社会のために役立つならば起業したいと思いました。
全く怖くありません。何かにチャレンジするときというのは少なからず“リスク”を考えてしまいますが、実は2つの条件を満たしていれば“リスク”は回避できるのです。 1つ目の条件は、多くの人に共感してもらうことです。田坂さんの考え方に“共感資本”というものがあります。「“共感”も資本の一部である」という考え方です。まさに今、私の話を聞いて皆さんが共感してくれたことその事実がリスク回避の重要な要素というわけです。2つ目の条件は、強く思うことです。その事業が社会のために絶対に必要だと心から思っていれば、そもそも“リスク”を感じることもありません。
とても応援してくれています。家内はどう思っているのかわからないですけど(笑) 娘、息子は「お父さん頑張って!」と言ってくれます。本当にありがたいことです。普通、私のような年齢で“起業する”などと唱えたら、「もうやめとけ」とか「いい年して…」と言われるのが定石だと思いますので、そういった意味合いで私はとても恵まれていると感じています。
物理的な面で気を付けていることは健康です。もうこの年になるとしっかりとした生活習慣を保たないとしたいことができなくなるんですよ(笑) その上、仲間にも迷惑が掛かるし、責任も発生しますから健康はかなり意識しています。精神的な面では、今の事業に対して誰よりも強く思うことです。「絶対に投げ出さない」と何度も何度も自分に言い聞かせるようにしています。