若者の応援団長
かい援隊本部 / 新川政信
今回インタビューさせて頂いたのは、ソーシャルビジネスグランプリ夏、グランプリ受賞者の新川政信様です。「現代の現役世代にのしかかる過度な負担は若者たちの未来を奪う!」という力強い言葉とエネルギーを持った”若者の応援団長”にインタビューを行ってきました。社会システムを変革する膨大なエネルギーをご覧ください!
高校生まではずっと野球をやっており、大学生になってからは野球をやめてボクシングをはじめました。両親の仕事を手伝いながらやっていましたから、一人でもできるスポーツを選んだのです。 また学生時代は、漠然とした夢がありました。「社会を良くしたい」とか「人に喜んでもらいたい」とかそれぐらいのレベルですけどね。その思いに行動がついてきたかと言えばそういうわけではなくて、「何をすればいいのか」とか「何をしたいのか」、「自分が何に向いているのか」ずっと迷っていました。そんな中たまたま内定をもらえた明治生命に入社しました。
実は、入社当初ずっと勤める気はさらさらありませんでした(笑) 両親が商売をしていたせいもあってか“サラリーマンにはなりたくない”という思いが強かったです。 しかし、結婚し、子供が産まれたので自分の思いより「家族のため・生活のため」というスタンスになり、自分がしている仕事がどう社会に役立っているのかということを考える機会にもなって、仕事にもやりがいが出てきました。 我々の時代は“高度経済成長時代”で、「どれだけ頑張っても頑張りすぎることはない」、「頑張ることは良いことだ」と強く表現され、ものすごい競争時代でしたのでとにかく働きました。とても大変ではありましたがそこにやりがいもあったし、誇りにも思っていました。
2つあります。1つ目は60歳という一種の区切りに何かアクションを起こしたかったということ。2つ目は田坂広志さんの影響です。私は田坂さんのファンでして、田坂さんついて調べる中で社会起業大学の名誉学長でおられることを知り、「田坂さんの弟子になりたい!」という一心で大学への入学を決めました。
事業名は「高・介併進策 かい援隊百万人構想」というもの。「60歳以上の元気な人々(約3000万人)を介護の担い手として活用することで介護分野の人手不足を解消する」というのが事業構想です。目標は2025年には介護分野での人手が100万人分不足することです。簡単に言えば「若者に介護をさせない」ということです。