『サイバーエージェント子会社社長の告白』
【第14弾】
ドットマネー 鈴木社長
「決断経験値こそが、ビジネスマンの市場価値を決める。」
『サイバーエージェントのグループ会社の社長インタビュー連載企画:第14弾』
株式会社ドットマネー 鈴木 英
「仕事」と「仲間」です。
私にとって「人生=仕事」です。
少なくとも、1つは世の中に対してインパクトを残したい。
死ぬときに、「やりきったな」と思って死にたい。
そういった自分の思いを実現するためにも、自分の人生において、仕事はすごく大切にしています。
実際、少なくとも、週7日のうち多くの人は5日働くわけですから、
つまり、仕事が人生に占める割合は、7分の5。
人生の70%程は仕事であるともいえます。
多くの時間を占める仕事の中で、どう人生を楽しめるか。
小さくまとまるよりもせっかくやるなら、一番を目指したい。
投資する時間が長い仕事において、どれだけデカいことができるか。
それが人生を決めるはずです。
だからこそ、覚悟をもって仕事ができるんだと思います。
また、「会社の仲間は家族」だと思っています。
「家族」ですから、自分の人生において大切にするのは当たり前のことだと思っています。
みんなが“会社”という“同じ船”に乗っているわけで、
会社がつぶれたら、船は沈没してみんなが溺れてしまう。
命をかけて協力して、会社という船を少しずつ前に進めているんです。
だからこそ、社長である私が、それだけの覚悟を持って、取り組まなければいけないと思っています。
会社の業績が悪いときや、未来が見えないときは、本気で考えると、眠れなくなる日もあります。
それでも努力し、仲間を大事にすることが市場にインパクトを与える最短の道だと思うからです。
「21世紀の新しいお金のあり方を創る」ことです。
世の中から「財布」という概念をなくそうと思っています。
今後、どんどんキャッシュレスの世の中になっていきます。
現金は、スマホ決済に置き換わる時代が来ます。
今はまだお財布を圧迫しているポイントカードも、電子化の流れが必ずくるはずです。
決済・ポイントという領域で、まず財布をなくしていきたい。
世の中の流れを考えても、確実にこれから来るドメインなので、そこを取りに行くつもりです。
「好きなことを仕事にしてほしい」です。
自分が苦しい時も、努力をし続けられる領域でないと、努力は継続しません。
ただでさえ、市場での1番を取りに行くのは簡単なことではないですし、そのための努力はきっと想像を絶するレベルです。
その時に面白くない領域に自分を投資しても、努力できるはずがない。
だからこそ、自分が可能性を感じる、好きな領域に自分を投資してほしいと思っています。
私はインターネットビジネスという成長産業に自分を投資し、学生時代に志したプラットフォームビジネスに身を投じています。
だからこそ今こうしてドッドマネーの代表として、自分が好きなことを仕事にできていることはすごく幸せですし、これからも努力を続けていつか市場No.1を実現できると本気で思っています。
もう1つ大切にしてほしいことは、
「全ては自分の責任だ」と思うことです。
人の責任にして、受身で取り組んでいても、何も得られるものはありません。
「周りに流されずに、自ら決断すること」が大切です。
日本人の多くは、周りのスタンダートに合わせてしまいます。
そうではなく、自分と向き合い、自問自答し続けて、考え抜くこと。
最終的には、周りがどうするかは関係なく、
自分だけの軸を持って、自分でそれを決断することです。
自分の好きな領域に投資して、責任を請け負うことで必ず成長するはず。
僕だけの価値観かもしれませんが、少しでも伝わる何かがあればうれしいです。
本記事の作成者:黒田訓英