変わる、ジブン。変える、ヨノナカ
ブラストビート / 松浦 貴昌
ありたい十年後と実際の十年後とは違うもので、NPOは実際の十年後をありたい十年後に近付けるために存在すると思っています。10年後を考えてみると、少子高齢化の進行は深刻で、将来は3人で1人のお年寄りを支えなければならない時代になってしまいます。
そういう観点で考えてみると、10年後にはお年寄りを支える為に大きな負担を負わなくてはならない。そういった負担が来た時に自分の身を削ってまでお年寄りや日本を支えたいという人はほとんどいないと思います。
さらに若い政治家も少ないので、若者には負担をかけ、お年寄りを優遇しようという政策にもなってしまっています。明るい未来が全くみえません。それがデータなどからみえる10年後です。
「変わる、ジブン。変える、ヨノナカ」というキャッチコピーがブラストビートにはあり、自分を見つめた上で、まず自分が変わり、成長していかなくてはなら ないというおもいが込められています。難しいことですが、そう言った事が出来ない限りは心のキャパシティが広がりません。
心のキャパシティが広がらないと思いやりの心は生まれません。キャパシティの広い若者を育てていく為には人と人がつながり合って、相互扶助の関係性を作っていくことが大切です。そうすることで10年後をひっくり返そうとしているのがブラストビートの活動です。
目指すべき10年後というのは、人と人とがつながっているから、若者がお年寄りを支え、お年寄りも若者を支え、若者が今まで日本を作りあげてきてくれたお年寄りに感謝の心を持ち、自然に気持ち良くお年寄りを支える為のお金が払えるようになる社会です。
全ては人とのつながりが解決していくだろうと思います。10年後はそういう社会を作っていきたいし、そうしないと日本は終わってしまいます。
チャレンジすると言うのはとても素晴らしいことですし、絶対に無駄にはなりません。しかし今の学生の多くはあまりチャレンジをしない。今の時代安定なんて無いのに安定志向で保守的な学生が多いと思います。
そういう所にも私は危機感を感じています。なので、積極的にチャレンジをする学生起業家は素晴らしいと思います。
1つ言えるのはチャレンジをすれば、そこには「経験」があり「成長」につながるということです。頭で考えていないでチャレンジをして経験を積んでもらいたいです。大学の守られたスペースで失敗するというのは何のリスクもありません。
だから時間を無駄にしないで学生のうちにたくさんのチャレンジをしてほしいです。それが経験となって自分のやりたいことが見えてくるだろうし、もっと自分の意見を持った学生が増えてくると思います。
生きていくためには自分自身を高められるような人間にならなければいけません。