義理を大切にする経営
ソウルドアウト株式会社 / 荻原 猛
絶対条件は誠実であることだと思いますね。それと困っている事が何なのか、を聞きだせる事だと思います。優秀な営業マンは顧客理解をした上で商品を提案します。決して自社の商材の知識だけではない。「うちの商品は素晴らしいんだから買ってくれ!」という営業スタイルでは成績は上がらないと思います。顧客を理解し、その上で課題が何かを聞き出せるかどうかが一つの分かれ目だと思います。
後はマメに進捗を関係者の皆に共有することも大切です。一人で仕事なんてできませんからね。感謝の気持ちが大切。チームの意識、仲間意識を持っている営業マンは社内の支援も自然と厚くなるので成績が上がりやすいと思います。
後は集中して仕事をするっていう意識が大切です。短期の勝負ではない訳ですから、セルフコントロールが大切。早く帰れるときは早く帰る。ダラダラ仕事をしても意味がないし、ミスが出やすい状況になるだけなので。
そうですか?う〜ん、そういう方もいるとは思いますが、僕はそれが正解とも思わない。早く仕事を切り上げて、メリハリをつける事も大切だと思うんです。たくさん本を読んだり、仲間とお酒を飲んで語りあったり、ニュースに触れたり、映画を見たり、スポーツしたり、旅行したり。業務上のスキルを上げる事も勿論大事。とっても大切。ただ、それだけだと右半身の筋肉は異様にモリモリだけど、左半身はガリガリになっちゃう気がして。緊急じゃないけど重要なことにも時間を充てていかないと、社外の多くの人とコミュニケーションを取る営業マンとして、魅力半減じゃないかなって思うんです。だからセルフコントロールして、バランスを取っていく事も大切じゃないかなと僕は考えてます。
第一フェーズは野心を植え付ける事ですね。未来の姿を創造して、キャリアを一緒に考える。それで「よし!じゃー今年1年こういう風にやっていこう!」と。ギラギラの野心を持ってもらいたいんですよね。良い「欲」を引き出してあげたいんですね。
第二フェーズは行動レベルへ落としこんであげる事ですかね。みんな意識が高くて志もあるんですが、実行に落とすのが苦手。というか、イメージできてなかったりもするので、行動計画はかなり漠然としているのが現実だったりするんですよね、正直。なので、何人か優秀な先輩社員の具体例を上げたりして「Aくんはこういう事やっていたぞ!このままだと差がついちゃうよ?」とヒントを与える。そうすれば、大体「ハッ!」としますね。こんな感じで、事例をあげたり、俺だったらこうするなーと言ったり、具体的な行動に落とせるまでヒントを与え続けます。コミュニケーションを何度も何度も重ねる事が大切だと思ってます。ここまで来れば、目標も定まり、行動レベルまで落とせていますので、ダラダラ仕事をせず、目標に向かって突っ走ってくれます。そうなれば皆、元々能力が高いので、成果を出すのが早いですよね。
気を付けていた事は幾つかあって、一つは師匠に教わった「WhatではなくWhyとHowの意識」、もう一つは途中で絶対に諦めないこと、それとメンバーの話を聞ききることですね。
まー僕のマネジメント手法、というよりは、メンバーに恵まれましたよね。チームのメンバーからオプトのMVPを何人も受賞してくれたんですよね。その当時部下だったメンバーは今でも私が困ったときはすぐに助けてくれますし、上司と部下という関係というより、一生の仲間ができたと思っています。
理由は幾つかあります。弊社のウェブサイトにも書いていますが、このソウルドアウト社のビジネスをどうしても立ち上げたかった。リスクを背負ってでも、自らの夢と希望を実現するために起業する、そんな方々を応援したい、と。ネットは低コストですし、マーケティングとの相性は抜群。僕らが持ってるノウハウで支援できるとしたら、そんな幸せな事はありません。自分でも起業、失敗を経験していますしね。心からそう思うんです。
それと個人的には今年入社10年目という事もあり、子供が生まれた事もあり、良い意味で区切りの年だったので要望を出して、社内で通して頂いたんです。
ベンチャー企業に対してネットのマーケティング、つまり僕らのノウハウを提供してお客様の利益を創出する事です。その提案の特徴としてはお客様にとってリスクが低いものを中心に提案しますね。低コスト商材であったり、価格コントロールが効く商材であったり。高くて良い物はたくさんありますが、それは次のフェーズで良いと思ってます。まずは利益が出やすいポートフォリオを組んでもらう。それにお客様が儲かれば広告費も自然と増えますし、先義後利の精神で提案していくスタイルを心掛けていますね。ベンチャー企業は日本の成長エンジン。利益を出せば雇用も創出できますし、結果日本の活性化にも貢献出来ると思っています。